平成24年8月1日
二日目 思ったとおりテントは乾いてて撤収が楽チン、朝になっても風は止んでなかった、朝飯のカレーライスを食べたら出発! 昨日の編笠山はもうあんなに遠く、ギボシを越えて、権現岳小屋が見えてきた。 |
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もう直ぐ権現岳、到着と思ったら2分くらい離れた岩塔が権現岳の頂上らしく、ザックをデポして往復して来た。 景色も天候も最高、これから向かう赤岳、横岳、硫黄岳も良く見える。 |
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旭岳、キレットと越えて小天狗辺りから登りがキツクなってくる、ガレた岩稜、岩溝、鎖場等苦労しながら登っていくが中々到着しない、でも到着しない訳が無いのでヨイショヨイショと登っていくと遂に赤岳山頂に到着。 今年の一月に来た時には雪に埋もれていた祠、眼下には見覚えのある赤岳鉱泉の山小屋や行者小屋も見える。 |
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さぁて、次のターゲット横岳&硫黄岳目指して出発! 雪がないとこんなにザレてるもんなんだね、真っ直ぐ下りられていた赤岳天望荘間での下りも、ジグザグに下りなければならない、一月には地蔵尾根から降りたのだが、雪の有り無しでは景色が違うのは当たり前なんだけど、地蔵様がいたんだね、地蔵尾根の降口に、知らなかった雪に埋もれていたんだな。 細かい峰々が続く尾根道、鎖場やガレ場も多く足元には気を付けなければならない。 |
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二十三夜峰、日ノ岳、鉾岳を過ぎ、石尊峰の手前辺りか、腹が減ってきたので因柁羅童子の石碑がある場所でランチタイム、チーズリゾットなんて食べちゃう。 石尊峰の頂上に大権現って石碑があったので、てっきり横岳の大権現なのかと思っていたらその後、三叉峰に出たので誤りだと判明、しかし紛らわしいなぁ。 |
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三叉峰を過ぎて、いよいよ横岳頂上、大権現とは何処にも無い? ここから、奥の院を越えて硫黄岳に向かうのだが、今回の八ヶ岳核心部縦走は、今度冬に赤岳〜硫黄岳の縦走をするための偵察が目的でもあるのだ、何故なら3度目の八ヶ岳とは言え、雪の着いてない八ヶ岳は初めてだったのと、やはり山の順番として無雪期に登っておいてから雪ってのをすっ飛ばして1月2月しか登ってないってのはなんとなく駄目な気がしたからなんですよ。 その結果、赤岳から横岳の奥の院を越えて台座ノ頭手前くらいまでが気をつけなければならない区間、後はハイキングってのが分かったので、収穫だった、距離感も掴めたしね。 左手に大同心や小同心を登るクライマー達を見ながら歩く、左の写真は大同心の上で登り終えてくつろぐクライマー達。 |
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台座の頭を越えると景色一変、やさしい感じになる、今までの赤岳から横岳が男性的なゴツゴツした山容に対して、此処から先は丸みを帯びた女性的な感じなるのだ、植生保護の為グリーンロープで高山植物が保護されていた、硫黄岳山荘を過ぎて硫黄岳を望む、ガスったので青空は無い。 ガスってはいるが、ケルンが道標になって頂上に導いてくれる。 |
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硫黄岳を過ぎて左手を見やると、今夜の宿オーレン小屋が見えてきた、結構下にあるなぁ。。。 爆裂火口を右手に夏沢峠まで歩き、そこから左折オーレン小屋に向かう、樹林帯で今までの道とは全然違う感じで、コレはコレで楽しい。 オーレン小屋到着、テント代1,000円を払い、テントサイトへ、ここオーレン小屋はそばを流れる鳴岩川の水がふんだんに使えるので洗面したり頭を洗ったり、とにかくすっきり出来る、ロケーションも最高でオイラすっかり気に入ってしまった。 昨日と打って変わって風は無い、てぇことは明日はフライシートは結露してビショビショってことだ、でも風が無いのは落着ける、一長一短、何でもそうだ。 |
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小鳥の囀りを愉しみながらコーヒーを飲んでると、東邦空港のヘリがやってきて物資を下ろしていって、その後またやってきた、ヘリ音は無粋でイヤだがしょうがない、ヘリが来なけりゃビールが飲めないもんな、ここでもビールは500円。 この天場はスノコが敷いてあるので快適に寝れる、もしも雨でも浸水してくる恐れも無いしね、此処はドコモがギリギリ入りました。 明日は、天狗岳、中山、ニュウを経て稲子湯に下りる予定。 |