平成22年7月17日
中川川水系白石沢 モロクボ沢


 先週に引き続き、西丹沢の中川川水系の沢へ、今日は白石沢のモロクボ沢へ、勝蔵とコバで行って来た。
 3連休の初日だって事をすっかり失念しており、車は渋滞、普通この時間から入るか?って時間にやっとこさ到着。
 西丹沢自然教室に車を停めようか、林道の終点に車を停めようか悩んだ末、中間地点の犬越隧道に向かう林道の片隅に駐車することにした、まぁ何処に停めようと周回ルートなので歩く距離は一緒なんだけどね。
 白石峠方面に林道をヒタ歩き、用木沢出合にあるゲートを越えてコンクリート製の細い橋を渡り白石沢キャンプ場跡に入る、沢沿いに少し歩くと山彦橋があるのでそこも渡り、堰堤を過ぎた辺りで入渓、暫しゴーロ歩きをすると、モロクボ大滝30mが現れる、こいつは右岸のチムニー状の岩の隙間を腕力で登り、滝の落ち口にトラバースする。

 この高巻きは、ステップがでかいので、どうしても腕の力でエイヤと登らねばならず、背の低い人や、力の無い女性等は苦労すると思う場所だ、もっとも背の低いといっても、170cm無いオイラでも大丈夫でした、コバは非力ではあるが背がでかくリーチがあるので、まぁ何とかお助け紐無しでクリア出来ました。

 さて、此処からはキレイな滝やナメ滝と釜の連続で非常に美しく楽しい遡行になる。
 釜で泳ぐも良し、シャワーで登るも良し、梅雨明けしたばかりの夏の日差しのお陰で、非常に楽しく水際を進んでいけた。









 石積み堰堤を越えると、渓相は一変しナメとゴーロが連続し、退屈なゴーロ歩きも時々出てくるナメに心癒されながら楽しく遡行出来る。









 途中で釣り人に遭遇、暫く水に入らないからと言うと、笑って気持ちよく先に行かせてくれた、いやぁ良かった良かった、もう釣り師も来ないであろうと思われる辺りからまた水に入る、ふー気持ちいい。

 くの字ナメ滝4mを過ぎる、その上の釜とナメを過ぎると後は苔むすゴーロとなる、右から流れ込むナメのある枝沢出合を越えて、分かり難いが次の枝沢の出合を右に登ればモロクボ沢の頭に行ける、今回オイラ達はそのまま本流を遡行し、苔むす谷を目指す。



 此処が源頭部の苔むす谷、適当な場所から左にルートを取り、グズグズの腐葉土の堆積した急登を笹をヤブこぎしながら登ること暫し、夏場はブヨに注意とガイドブックにあるが、仰るとおりブヨに注意だ、だってオイラ刺されちゃったもんね、4箇所も。。。トホホ。。痒いぜ!
 このモロクボ沢、大滝以外は全て直登可能で水量豊富な美渓です、若干のヤブ漕ぎはあるが非常に面白い遡行が出来ました。
 下降ルートは善六のタワから西沢方面に下り、途中本棚と下棚を観爆し西丹沢自然教室へ、車を回収後中川川で泥にまみれた沢道具をたわしでゴシゴシ洗って終了、お疲れ様でした。



本棚

下棚


駐車スペース発 10:40
モロクボ沢入渓地点 11:20
モロクボの大滝 11:40
くの字ナメ滝 13:05
源頭部 13:50
稜線 14:10
ランチタイム後、本棚 16:00
下棚 16:20
駐車スペース着 17:10