平成22年2月14日
円山木ノ頭南東尾根(弁天尾根)〜本間ノ頭南東尾根下降


↑4年前の写真
 押〜す!
 今回は一般の登山道ではなくバリエーションルートと言うと大げさだし、マイナールートと言えば良いのか、円山木ノ頭南東尾根(誰が呼んだか知らないが通称、弁天尾根)を登って、本間ノ頭南東尾根を下降することにした、ついでに4年前に堂平付近から見て気になっていた弁天杉を見物出来たらと勇んでやって来たのだった。
塩水橋の近くに車を停めて塩水林道をワサビ沢出合まで歩く。



 林道の途中にあるガードレールの支柱にマジックでワサビ沢出合と書いてあるのでそこを右に折れる、しばらく行くと踏み跡があり此処かなと入っていくと、どうやら違うようで少し迷って引き返し、今度はワサビ沢を渡渉して踏み跡っぽいのを発見し登っていく、先行者が居らず雪が踏み跡を消しちゃっているんで見つけるのに時間が掛かった。

      アレに見えるは弁天杉
                    

 ワサビ沢の弁天尾根取り付き地点


 最初は歩きやすい作業路で、鹿柵を越えてしばらく行けば弁天杉だと思ったら、途中で二俣に分かれる路があってソレを右に結構下った場所にあるらしいのだが、(そんなことは後で知った)分岐を右に行ったは行ったのだが探しても見つからなくて断念、今回は途中までしか行かなかったらしく、もう少し我慢して下って探せばあったと思うので、そのうちまた弁天杉の見物にでも来るとしよう。

 弁天杉を見物は出来なかったものの、気を取り直して引き続き円山木ノ頭南東尾根(弁天尾根)を登る、しばらくは作業路を折り返しながら登るのだが、そのうち消えるので後はひたすら尾根を直登!
 この尾根はブナの巨木が本当に多い、テープやマーキングが殆ど無いので、尾根の中心を外さないように急登を登っていく(踏み跡も無いし。。。)時々GPSで現在地を確認し地図と比べながらね。



 円山木ノ頭に近くなると、割りと開けたブナとアセビの生えた気持ちいい場所にでる、暫し休憩しもう一頑張り登る。
 倒木を超えるとイキナリ円山木の頭に出た、座る場所も無いので水だけ飲んで本間ノ頭を目指す。
 稜線は霧氷が綺麗で何度も足を止めてしまう、幻想的で素晴らしい景色を味わうことが出来た。



円山木ノ頭〜無名ノ頭間から見た景色    

無名ノ頭の道標に誰が書いたか、「煩悩の頭」の文字が?
元々こういう名前なのか、誰かが勝手に付けたのか???たぶん後者であろう。

 本間ノ頭で昼食を摂り、さて今日の2つ目の課題である本間ノ頭南東尾根を下るとしよう、少し登山道を宮が瀬方面に歩くと木に直接赤ペンキのスプレーで矢印が!なんとも嫌な気分だが地点的にも確かにこの辺りなので、登山道を外れ南東尾根に足を踏み入れる。
 最初は急な下りだがそのうち段々緩やかになりこりゃ気持ちの良い尾根歩きが期待できそうだと思ったら、本当に気持ちよく歩いていくことが出来た、この尾根道はオイラの嫌いな木に直接の赤ペンキマーキングの他にも赤テープや黄色テープもあるし、境界標識の赤い埋設杭や神奈川県の四角いコンクリの杭が尾根沿いに結構な間隔で刺さっているのでソレを目印にすればOKでしょう、所々雪に埋もれてて分からない場所もあったけど歩きやすい尾根路なので特に迷うことは無いと思う。





 この尾根道も終盤は傾斜がきつくなり、雪も解けて歩き難くなる、沢の音が聞こえてくると終わりも近いってことだよねぇ、毎度おなじみの腐れ鹿避け橋を恐っかなビックリ渡り、しばらく降りると山の神に出る、此処まで来ると駐車した車は目と鼻の先、どんぴしゃで車まで降りてこられる非常に使える尾根道なのだ。
 今回は弁天杉を見逃すという課題が残ったが、二つの未知の尾根道を無事踏破出来たので、まぁ良かったとしておこう。

塩水橋 08:20
ワサビ沢出合 09:50
円山木ノ頭 12:00
無名ノ頭 12:30
本間ノ頭 12:40
本間ノ頭南東尾根取り付き 13:00
塩水橋 14:30