平成18年2月12日
塔の岳(1491m)    日帰り


ウィース!
今日は一人ぼっちで丹沢は塔の岳に行って参りました、前回は途中で引き返したので、今回は前回行くはずの予定だったコースをやってみんべーと勇んでやって来た、秦野駅から神奈中バスで蓑毛まで行き、蓑毛のバス停にある便所の前でストレッチしてから7:00出発。
前方に尻に鹿革を付けたオッサンが木製のピッケル持って歩いていく、オールドスタイルだね、でも何に使うんだろう。。。きっと何かに使うんだな、一応冬山だしね。。。
ヤビツ峠経由で富士見山荘に8:00到着、あれ今日もやってないや、前回も閉まってたんだよなぁ、甘酒でも飲もうと思ってたのに。。。

一本立てて、8:10出発!路面はアイスバーンでテレンス・リーじゃないが「非常に危険です!」って感じだ、アイゼン持って来てないので端っこをゆっくり登っていくと登山口に出る、登山口からは雪があっても大したこと無いと思いきや所々アイスバーンになっててこりゃ油断は出来ないや、前回ニャゴヤが簡易アイゼンを無くしたのでもしかしたら引っかかってるかと思いながら登っていくが、やはり何処にも無かったね。

もう直ぐ二の塔、キツイ急登が続くがアイスバーンじゃないので助かった。
と、前方からグリベルのピッケルを持った方が12本爪のアイゼンを履いて降りてきた、アレ?もしかして稜線は結構凄いことになってんの?


稜線は風もなく穏やか。
二の塔から富士を見る、半分雲に覆われているが、まぁしょうがない地面に脚をくっつけて生きてる限り晴れの日ばかりとは限らないのだ、きっと雲の中は吹雪いてんだろうなぁ。

目の前に見えるのが三の塔、熊笹を掻き分けながら進むが、地面が凍ってて結構危ない、掻き分けたササを掴みながら進む。

三の塔到着、目指す塔の岳もちゃんと見えてますな、しかも今日はそんなに風が強くない、避難小屋に泊まったのかシュラフが干してあった。

三の塔では休まずに、次の休憩場所は書策小屋前、以前から書策小屋は休業中らしいが書策さん調子悪いのかな?烏尾山に行く途中は雪がアイスバーンになっていてしかもアップダウンがあるもんだから結構苦労しながら進む、行者岳を越えて更に進むと書策小屋がある。。

書策小屋前にて一本立てる、ここら辺から段々ガスって来て、しかも「粉ぁ雪ぃ〜」がハラハラと散り始める。
と、またもやピッケルを持った二人組とすれ違う、一人はヒッコリーのピッケルにニッカポッカー、もう一人はCAMPのピッケルにやはりニッカポッカーと言ういでたち、あれ?オールドスタイルが流行ってるのか?それともリターン組なのかな?まぁソレはソレで良いんじゃない、下山塾もオールドスタイルで決めてみるか、ヒッコリーのピッケルにニッカーポッカー、チロリアンハットを被れば昭和40年代にタイムスリップ!

目指す塔の岳も今は見えない。

ガスの中、表尾根を進む、晴れてりゃ気持ちの良い道だよ。

廃墟と化した日の出山荘、見るたびに荒らされている、誰が荒らしてるんだろう?

まぁそんで、ガスの中の塔の岳山頂に11:30到着、早速メシにする。

先ずはビール、丹沢なので丹沢水系。

続いて、黒部峡を熱燗でやりながらお湯を沸かしカップラーメンを作る。

カップヌードルカレー味はザックに入れるときに逆さまに入れておくと、ルーが上に来て作りやすいよ、あの手のカップ麺は皆逆さまにザックに入れよう。
富士山が見えるはずの方角には雲があって完全に見えなくなっていた。

丹沢山も見えなけりゃ、海も見えない、でも山頂だけは、ちょっと晴れてきたので少しだけ暖かい、今の内にとっととメシ食っちゃおうっと。
メシを食い終わって塾長に報告していると、今度はなんと、鳶口を持って歩いてる人がいた、いくらオールドスタイルが流行ってるからって(流行ってるのかどうかは不明)鳶口ってそりゃ明治、大正の頃でっせ、凄いなぁピッケルや鳶口を何に使うんだろう丹沢で、アイゼン履いてたし、足場のカッティングじゃないだろうしね、折角だから鳶口の人には草鞋履きで来て欲しかった。

さて、12:10下山開始。
帰路は大倉尾根をひたすら下って大倉まで行く、途中堀山の家は団体さんがベンチを占領していたのでパスし先に進む、駒止茶屋もパスした頃からノンストップで大倉のバス停に行こうと思い始める、更に進むと見晴らし茶屋が改装中だった。

雑事場ノ平で道が二股に分かれている、しかもどちらも大倉バス停行きになってる、どうゆう事だよこりゃぁ、、、と思いきや直ぐ下に右も左も700m先で合流と書いてあった、多分以前来たときも書いてあったんでしょうな、記憶には無いけど。。。

右も左も一緒だと言われりゃ、右寄りな僕達は右に行くのさ、先に進むと大倉高原山の家にの前を通る、コレは記憶にあるって事は以前も右に進んでいたんだな、張り紙に「丹沢讃歌CD発売中」って書いてあったけど買う人いるのかね?ドンドン進むと観音茶屋で、またもや道は二股に分かれる、当然右に行こうとすると小屋のオッサンが「どっちからでも行けるけど右の方が歩きやすいよ。」と声を掛けてきた、やはり皆右寄りなんだな。

2:10大倉バス停に到着!
バスの時間は2:38発、時間が有るのでブラブラしていると登山靴を洗う為の水道発見、さすが大倉、やることが細かいねぇ、早速タワシと水で綺麗にする、綺麗にし終わってボケーっと呆けているとバス到着、バスに乗り込み山行終了。