8/8(月)
4:30起床、少し寝坊した、常念から朝日が昇るのを見ながら、朝食はキノコとチーズのペンネ。
朝6:00北穂小屋で水を補給し、出発。

今日は大切戸越えだ、目指す槍ヶ岳も彼方に見えている、やるぞ!やるぞやるぞ!

いきなり、こんな所を下ってまいりました、スゲーな此処、こんな所普通に一般登山道として太線で記載されているなんて、他の山じゃもっともっと簡単で安全な場所でも破線表記だったりするのに、なんざんしょ?
飛騨泣きは良くわからず通過、A沢のコル6:40通過、振り返ればこの風景。
 重たいザックでくだりが難しかった。

7:15長谷川ピークで一休み、目指す槍は今は見えない、南岳の前衛の獅子鼻目指して頑張ろう、此処からまたもや下りで、最低コルを通過する、つまりはそれが大切戸で、最低コルからは登り一辺倒になる。

左を見ると、笠が岳に雲が掛かってる。

獅子鼻のすぐそば、ここまで来れば平らな稜線歩きだ、岩はゴロゴロしているが、難しいところは無い。

 獅子鼻を巻いて登りきると、そんなにキツク見えないのに何でこんなに大変だったのだろうか?
 登りは難しく無い、疲れるが荷物が重くても難しくは無い、むしろ下りが怖かった、ヘツリ等もザックが重いだけでこんなに難しいとは思わなかった、大変勉強になりました。

8:30難所終了、槍が久しぶりに見えた、待ってろよ!今行くからな!

8:50南岳到着、腹が減ったのでパワーバーを食べて、顎が疲れた。
 9:05南岳出発、ここからは去年逆方向からだが歩いたことがあるので、気分も楽な稜線漫歩なのだ。

10:00ガスの中、中岳通過。

10:40大喰岳到着、ガスって来て、しかもポツポツきやがった、ザックカバーとカッパの上だけ着て、10:45発。

ガスってて、槍が見えないまま歩いていく、11:13槍の肩到着、流石にここまで来りゃ槍も見えるってなもんで、11:15ザックをデポし8座制覇の仕上げに取り掛かる、腹減ったなぁ、でも飯は後にしよう、雨が降り出す前にやっつけてしまおう。

そして11:30槍登頂。
数えて、前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳と一気に3000m級8座を縦走出来た、別にこのコース珍しくもなんとも無い皆がやってる縦走路なのだが、俺史上最も困難な縦走路だったので、感激もひとしおだった。

この日の幕営地は、槍の肩にしようと思っていたのだが、昨日みたいに寒いといけないし、明日のアドバンテージを鑑み殺生で天泊することにする、槍沢まで下りなかったのは、+2時間で雨が降り出したら嫌だったからだ。
12:45テント設営終了、ビールを飲みながら大切戸を振り返る。
 天気いいなぁ、この分だと槍沢まで下りても問題なかったかも?でももう遅い、もう飲んじゃったしね、飯でも食おう。

 今気づいたが、槍沢ロッジも岳沢ヒュッテも北穂小屋も槍の肩小屋も殺生ヒュッテも皆ビールはスーパードライだ。
 明日は、16:00のアルピコさわやか信州号だが、明日は早出して上高地で13:00のバスに変更してもらおう、15:00にポツポツ降り出し、16:00ドシャブリとなる、周りは雲の中の様で何も見えない、やはりこの時期は午後は雨なんだなぁ。
 晩飯は山岳グルメの野菜カレー。

8/9(火)
2時頃強風で目が覚める、テントが揺れている、槍の肩に設営しなくて良かった、肩はもっと凄い風に違いない、強風の中何とか撤収し4:00出発、ヘッドランプを頼りに槍沢を目指す、4:30頃になると辺りも明るくなってきて目印の○印も見つけやすくなってきた。
 5:50槍沢ロッジ着、水補給し6:00出発、7:00横尾で休憩、8:10徳沢園で4日ぶりに洗面をする、9:00明神、9:40河童橋到着、すぐにアルピコに行ってバス便の変更をしてもらう。

 河童橋から岳沢と雲に隠れて見えない穂高を見ながら、旅の無事をビールを飲みながら一人祝う、良い山達だよな、ここら辺の山。
 3泊4日の穂高〜槍ヶ岳縦走山行、今回も色々勉強になりました、面白かったし、楽しかった。