平成17年8月6日〜9日
穂高岳〜槍ヶ岳縦走  3泊4日

 まいど、ましらの勝蔵です、今回は夏季休暇を利用し単独行となりましたが、上高地から岳沢〜穂高〜槍ヶ岳の縦走をしてまいりました、8/6(土)新宿発の「さわやか信州号」に乗り沢渡へ、そこでハイブリッドバスに乗り換え上高地へ、途中渋滞なんぞもあり、上高地の河童橋を出たのが14:00丁度、さて今夜の宿?岳沢ヒュッテのテン場を目指します。
 途中の風穴では、学生達が大勢いて場所が無いので立ち寄らず、結構急激に高度を稼ぐのでキツイ登りだ。
 2時間ほど歩き、16:00に岳沢ヒュッテ到着、受付後少し上のテン場で張り、ビールで喉を潤す。
 夕食のメニューは途中の諏訪湖SAで購入した、栗おこわ&トン汁、面倒臭くなくて良いし、美味い、夕食後持ってきたバーボンをチビチビやりながら明日の事を考える、明日は3000mの山を4つ登る、ザックが重たいけど出来るのか?考えても仕方が無い、辺りが暗くなってきた、19:30消灯。
 夜中に雷&雨。
翌7日
AM4:00起床 5:00出発、急登が始まる、6:50休憩7:00発、振り返ると岳沢は降りてきたガスによって見えなくなっていた。
7:25紀美子平到着、ザックをデポして、水と貴重品とカッパだけ持って、前穂高に登る、今回初めての3000mだ、重たいザックじゃなくて、サブザックなので体が軽い、非常に楽々登れる。
「あっ」と言う間に、前穂高岳に到着、これから向かう吊り尾根をバックに写真を撮ってもらう、8:25紀美子平に戻る、紀美子平にて昼食。
 スープ&パン&コンビーフの食事、8時台に昼食とは少し早い気もするが、朝食をほんの少ししか食べなかったので、腹が減って仕方が無かったのだ。
8:50奥穂高に向けて出発、すぐにすれ違った、いかにも山男な2人組みに、この先の吊り尾根で滑落した人がいるみたいだとの情報を得る、あぁそう、気を付けよう。
9:50〜10:00まで前穂と奥穂の途中の小ピーク上にてザックを置いて休憩する、ザック重いなぁ。
 滑落した人の救助用だろう、ヘリが吊り尾根に取り付いている、無事救助されたっぽい、良かった良かった。
10:35奥穂高岳頂上着、しばし休憩。
10:45涸沢岳に向けて出発、ここからは下りだ、結構険しい登山路だよなぁ、鎖場、梯子のオンパレードだし。

穂高岳山荘と、涸沢岳が見えた。

11:55涸沢岳到着、スニッカーズを食い12:00出発、涸沢岳の頂上は狭いのであまりノンビリ出来ないのだ。
北穂に向かって出発した直後、雨が降り出す、まだカッパを着用するほどでは無いのだが、一応ザックカバーだけ装着し先を急ぐ、急ぐが慎重に歩かないとヤバイ登山道だ、それが雨で濡れるとさらにヤバイ。
振り返ると、涸沢のテント村が見えた、おぉあれが有名な涸沢ですか、すぐ下にあるんだな。
13:30最低コル通過直後、本降りとなる、カッパ着用、濡れて滑ると思った岩も、思いのほかザラザラしていてスベラーズ、ゆっくり行けば問題なし、途中今日の幕営地である北穂南稜を通過、もう一頑張りで北穂小屋である。
北穂に到着、雨上がる。
上がってもガスってて何にも見えないもんね。
取りあえず北穂高小屋に行ってテントの受付をしていると、カミナリ&土砂降り復活!!
 止むまで雨宿り、小屋のオッサンとビール飲みながら暇つぶしの話をする、どっから来たのと言われ、岳沢からだと答えると、普通テントの人は穂高岳山荘までしか行かないんだ、と言う。
 良く来たね、すごいよ、小屋泊まりのひとなら分かるけど、テントじゃキツカッタでしょう?
 キツカッタです、知らなかった、道理で物凄く疲れた訳だ。
 15:30雨が上がったので、南稜に戻りテント設営、夕飯はジフィーズのカツ丼とアルファ米、17:00また雨が降り出す、この時期ここら辺は午後はいつも雨だ、ザックの重みで肩が痛い、明日は、大切戸越えだ、南岳まで行けば後は一度通った事があるので分かるのだが、切戸で雨は嫌だな、まぁ朝の内に通過出来るだろうから大丈夫か。
 18:00消灯、昨日に比べて稜線上のこのテン場は風が強い、雨は止んだが風が出てきた、まぁエクステンションロープを全部張ってあるので大丈夫だろう、なんたってMMのテントだからね、それにしてもカミナリ怖いなぁ。。。
 夜中に寒くて起きる、カッパの下と上にはフリースを着て眠った。