平成17年3月26日、27日
谷川岳天神尾根より西黒沢滑降
前夜発、2泊2日

 本日は、師範と勝蔵とで、谷川岳山系白毛門、笠ケ岳、朝日岳等山頂から、ウツボギ沢とナルミズ沢を滑降しようと、宝川温泉にやってきた、前日からの大雪でラッセルは覚悟していた、宝川温泉から林道を進み(夏道で3時間)広河原をBCにスキーを楽もうと言う訳だった。
 前日深夜に東京を出発、谷川岳ロープウェイの案内所にて一泊する、考えてみると毎年毎年此処に泊まってるなぁ。
 取りあえず、酒飲んでさっさとシュラフに包まって寝る。
  さて、一夜明けて、行動開始6時、一路宝川温泉を目指す、雪は相変わらず降っている、宝川温泉に到着!ってあれ?車が前に進まない??
 降雪が深くゴムチェーンとタイヤの間に雪が詰まり、タイヤに押しつぶされてチェーンがちぎれてしまったのだった、取りあえず6mmのシュリンゲで応急処置、ちぎれたタイヤチェーンをシュリンゲにて編む、少し走る、千切れる、編む、千切れる、編む、やっとの思いでスタンドまで引き返し、スチールチェーンに履き替え、再出発。
 宝川温泉の駐車場で今度は、スチールチェーンが切れる!仕方がないので、左スチール、右ゴムのハイブリッドチェーン?で登山口を探すがよくわからない、温泉の案内のオッサンに師範が道を尋ねると、「あぁ?広河原に行きたいだ?バガこぐでねぇー、いげるわけねぇーべ。」何しに行くのかとの問いに師範がスキーだと答えると。
「確かに雪がなくちゃースキーはでぎねーけんども、バガこぐでねぇー。」
 って事なので、素直に引き返し、谷川岳方面に戻ることにした、ハイブリッドチェーンも頼もしく効いている、とそこへ、オネーちゃんが飛び出してきた! 
 「すみませーん、下まで乗せていってくれますか?」見ると男も一緒に頼んでいる、訳を聞くとチェーンを忘れてこれ以上登れないのだそうだ、まぁさっき買った店まで近いからOK!と言う訳で、若いカップルを乗せる事に。。。
 ところがこの彼、自分のタイヤサイズを知らない、スタンドに行っても、要領を得ない、しかも18インチにサイズアップしてるもんだから、メーカーに聞いてもワカラナイ。
 面倒な事になったもんだが、じゃぁ此処で降りてとは中々行かないもの、乗りかかった船だとばかりに色々回ってやって、やっと購入!車まで送ってやったりなんかしてたら、もう13:30分。
 
 今日は、もうヤメ。テント張って飲もうって事に決定!
土合駅に車を停め、湯檜曽川の川原に向かう、ピッケルなんぞ要らないのだが、ペグ代わりになるので二人で平らなところをピッケル持って歩いていく。
 設営地に適当な場所を探しながら歩く。
雪はまだ降っている、現在14:00時
 設営地の雪を踏み固め、平らにする、平らになったらテントを張る。
 師範は、台所とかなり立派な便所を作る、さて、次の作業は迂闊にも土合で水を汲んで来なかったので、雪を溶かしての水作りだ。
 一通りの作業が終了し、いざ地酒で乾杯!
 途中の酒屋で買ったにごり酒なのだが、店のおばちゃんが、美味しいかどうか聞いてるのに、振ると危ない、暖めると爆発する、とにかく危険!とあたかも危険が売り物のニトログリセリンかよ?って説明しかしてくれず、あまりに危険、危険言うもんだから、かなりビビリながら開封するも、別に普通。。。
 なんだぁ?
 で、乾杯!
今日は、地酒四合とビール一缶づつと芋焼酎、44度を四合持参、いい気分で酔っ払って、転げまわる師範、自主規制により写真は掲載出来ないが、まぁ、かなり楽しそうに、雪と戯れてたっけ。
 晩飯は、山岳グルメのチキンカレーとアルファー米、この山岳グルメシリーズは本当に美味しい。
 もっとも、「師範は、あしの飯は酒じゃぁ。」とばかりに、飲んでぇ、飲んでぇ、飲まれてぇ、飲んでぇ、で、酔いつぶれてたので、晩飯抜き!
 師範は、就寝中、雪がしんしんと降る中、さすがに冷えてきたので、寝ることに。
折りたたみのキャンドルランタンがいい味出しています、今日はなんか疲れたな、2時間のうちにチェーン2本も切って、ピットクルー並みにチェーンの脱着やったもんなぁ、さて、おやすみなさい。