さ

【サイドモレーン】
 氷河の側面に取り残された岩屑や土砂の堆積。

【ザイル】
 登攀に使うクライミングロープの事。

【沢】
 沢は谷に対してやや広くて浅い谷川、谷は険しく沢は険しくないという事か?
同じ規模の谷や沢でも、関東以東では沢、関西地方では谷と呼ぶことが多い(一部例外も有り)

【左岸】
 右岸、左岸の項参照

【ザレ】
 山肌が崩壊し、砂礫や岩屑が露呈しているところ。

【3点支持】(3点確保)
 クライミングの基本技術、両手両足の中で、動かしていいのはそのうちの1つだけ、
他の3点で支持をする事。

【三角点】
 三角点測量を行う為の基準点。

【シリセード】
 雪上を尻で滑り降りる低級な高等雪上技術、丈夫なビニール袋が有ると、
スピードが出やすい、が稀にビニール無しでもスピードが付きすぎて制御不能になる事もある。

【シュルント】
 語源はドイツ語のベルクシュルントで氷河上に出来るクレバス(フランス語)と同じ意味。

【シュリンゲ】(スリング)
 ザイルを短く切って、ループ状にした物。

【シャワー】
 滝からの飛沫や、水流の事。
シャワークライミングとはシャワーを浴びながらの直登の事。

【順層】
 岩の節理の節目が水平よりも上を向いているもの。

【支流、枝沢】
 本流に流入する流れの事、その支流にも支流が有り枝のようになっているから、細かい沢をそう呼ぶ。

【人口登攀】
 人工的な手掛かり、足掛かりを積極的に使用し登攀する形態。

【スタンス】
 ホールドより広い足場で、確保動作に使える程度のしっかりしたものを言う。

【スノーブリッジ】
 雪渓が溶けて崩壊寸前にみせるアーチ状の橋、崩壊寸前の為当然脆い。

【スラブ】
 滑りそうな一枚岩や凹凸の少ない岩場の斜面の事。

【瀬】
 流れが速く、水深が浅い場所。
【雪田】
高山の壁面に張り付いている殆ど氷化した雪。

【雪渓】
 沢を埋め尽くす残雪。

【セミになる】
 岩壁や滝、またはトラバース中等に、ホールドや足場の関係で進退窮まり二進も三進も行かない
状態で張り付いている状態の事を言う。

【せん】(千、仙)
 上信越、関東地方で用いられる滝の古語。 

【雪庇(せっぴ)】
 稜線の風下側に屋根の庇のように張り出した雪の状態で、雪と風により成長していくが風下側は
殆ど空洞の為自然崩壊する、ただし見た目にはわかりづらいので雪山では稜線の風上側を歩く事!

【遡行】
 沢や谷を下流から上流へ歩く事。

【遡行図】
 沢を遡行する際に参考にする地形図、先人たちが書き記した大変為になる地形図、
しかし実際には渓相が変わっている事も有るので我々下山塾ではあくまでも参考程度にしています。

【セラック】
 氷河上に出来た氷のブロック。氷塔。