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【滝】
 関東、上信越ではセン(古語)、丹沢山塊では棚と呼ぶ、垂直に落下するのを直瀑、傾斜が有るのは
斜瀑、二股に別れているのを二条の滝、連続しているのを連瀑等という。

【高巻き】
 危険な場所や通過が困難な場所を迂回する事、巻くとも言う。

【棚】
 滝が棚状に落ちている場所、丹沢では滝の事を棚と呼ぶところが多いです。

【谷】
 一般に関東では沢、関西では谷というが沢の深い所を谷と呼び区別する事もある。

【タル】
 垂、一般に鞍部、峠のことを言うが、地方によっては滝を意味するところもあり。

【タワ】
 鞍部や峠など、尾根のたるんだ処、「タワミ」「タル」「タルミ」と同義語。

【ツボ足】
 アイゼンやカンジキを着けずに雪上を登降する事。

【チムニー】
 岸壁中に縦に入る割れ目で、体が入るくらいの幅からやや幅広のものをいう、ルンゼよりは狭い。

【チョックストーン】
 急峻な際の割れ目に挟まった岩をいう、沢の場合滝の落ち口に挟まっているものをチョックストーン滝と呼ぶ。

【チュパチュパ】
 下山塾で使用している挨拶の一種、意味不明?
例(よっ!チュパチュパしてる?)

【ツメ】
 詰まるから転じたもので、沢の最奥部。

【低体温症】
 風雪や気温の低下により、体温が下がってしまう症状。一般的には中心体温(身体の内部)が35度以下に下がることを低体温症と言い、最悪の場合凍死する。

【ディエードル】
 本を開いて立てた様な形態の岩壁。

【テラス】
 斜面や岸壁の途中の棚状の小平坦地。

【出合】
 2つの沢が合流する所。

【凍傷】
 外気の表面に露出したり、薄い防寒着で冷えた身体の一部が凍りつく事。

【トップ】
 パーティーで最初に難関を突破する役目の人、切り込み隊長みたいなもん。

【渡渉】
 水流を横切って対岸に渡る事。

【トマ】
 とばが転じた入口の意、沢の入口を言うこともある。

【瀞(とろ)】
 渓流が止まっているように緩やかに流れる淵。

【トラバース】
 岩壁の中途を横断する事、またはその行為。
丹沢ではヘズルとも言う。