令和5年11月5日
丹沢 中津川水系塩水川F2登攀

今日は、以前 四丁四反の沢を遡行した際に下山時に見かけた塩水川F2を登攀してきた、メンバーは大師匠Dさんとオイラ勝蔵。

綺麗な滝だと思い、色々調べたが登攀記録は出てこない、ひょっとすると初物かもしれないと、よくよく調べるも皆さん登攀せずに巻いているようで、それならばと直登は困難なのでエイドで登ろうと、だったら時間も掛かるしと、前夜入りし塩水橋の近くでビバーク

ただし昨今の熊害を鑑み車中泊。
4時に起き朝食をとり4時45分出発、6時25分塩水川F2に到着。

今回はエイドクライミングなのでギアは多い
リードのDさんはエイダー(アブミ)3つ、ハーケン多め、カム多め、ナッツ多め、スリング多数、クイックドロー他多数。
もちろんフォローで登るオイラも、アブミ2つ、アッセンダー2つ、スリング、クイックドロー他なにかと多め、使用するロープは40mシングル10mm、登攀に時間が掛かるのでビレーはグリグリを使用。

脆いグズグズの壁にハーケンを打ち込み登っていく、3ピン目を掛けて乗り込んで作業しているとハーケンが抜けてフォール、オイラも反応出来たので止めたが、落石を避けるため遠めでビレーをしていたので止めて引きずられ、ソフトグランフォール、岩が割れて剥がれた様だ。
登攀初期はビレー位置をもう少し前にするべきだったか?反省!

怪我は無いと言う事で再度チャレンジ、今度はジャンパーで穴をあけRCCボルトを打ち込みテスティングし、乗り込むとボルトが回る、岩自体がグズグズで柔らかく、ボルトの上部が見えると言う事で撤退、無理して登ることはない、作戦変更なのだ。
エイド登りが出来ないとなると、フリーで登るしかない、滝の左側の小滝から登り水流の左側を登攀する作戦に変更、当然岩は脆いのでランナーは多め、バンバン打っていく。
しかし、脆いグズグズの壁、見た目以上に悪く難しい登攀となる、何とか苦労し次はオイラの番。

ハーケンを回収しながら、やはり脆いのか簡単に外れるハーケンも多かった。
オイラも無事登り終える、いやぁ思いの外悪く、こりゃ完全に本チャンの岩場と変わりないね。
登られて無いのにはちゃんと理由がありました(笑)

降りるのは懸垂下降で、しかし暖かいとはいえ晩秋の山、懸垂下降時に滝に打たれるとやはり冷たいと再確認いたしました。

降りてから、二人で本チャン握手。
まさにそういう登攀でした。



塩水橋出発  04:45 
F2到着 06:25 
登攀開始 07:30
登攀中止 09:00
作戦変更再登攀 09:30
完登 11:00 
塩水橋到着 14:00

祝塩水川F2初登攀!

お疲れ様でした。