平成28年10月9日10日
小川山 廻り目平周辺


こんにちはギルです。冴えない天気がここのところ続いてこの3連休も基本的に天気予報はさえませんでしたが、日曜日月曜日と泊まりにて廻り目平キャンプ場にやってきました。メンバーは粉骨師匠とギルです。

初日である日曜日は午前中が雨の予報で出発時は土砂降り、小川山は果たして大丈夫なんだろうかと言う気持ちで出発します。今日はとりあえず幕張って宴会だけかなという感じで現地到着。薄曇りで雨は止んでいました。午後から取り敢えず乾いてそうなところに出撃です。

最高ルーフのエリア、あみだくじ、仏岩、お殿様岩などくまなく見て回りほとんど湿っておりましたが、お姫様岩に乾くのが早いところがあり、クラックルートが2本ありました。

実は徘徊の末、予期プレに到着した際、他のパーティーの1名の方が他の仲間が上のクラックで遊んでると教えて頂き見に行ったのですが、、、なんと!粉骨師匠も知らなかったというエリアで、楽しそうなワイドと核心部がうすかぶりのハンドサイズのクラックがあるではないですか!

先行パーティーがいなくなってから早速、興味津々で味見させて頂きます。
この岩は最上部なせいかほとんど乾いておりました。まずは、どちらかというと見た感じマイルドそうなカミイルート5.10bを粉骨師匠によるオンサイトアタックです。

ンドサイズの下部を難なく抜けて核心部と思われる薄かぶりの後半、気持ち乗っ越し気味に岩のてっぺんに抜けて行きます。本日1本目ですからメンタルにきながらもそつなくオンサイト決める粉骨師匠。流石です。私はトップロープで味見してからリードでRP、カムセットの練習と称して核心部はNP固め取りですがね、、リーチ差が難易度に影響します。

その後、お隣のワイドなネイキッドクラック5.10aをトップロープで観察します。もとより雨で登れると考えていなかった我々はワイド用のギアを車に置いてきていたので、トップロープで味見します。なかなかの悪さです。ハンド、フィストなどはスカスカでアームバーなどでズリズリ上がります。初日は期待していた以上に登れました。夜は宴会。

翌朝早朝はガスってましたが8時過ぎにはすっかり晴れました。前日に偵察した笠間のピンキーなどから登るつもりでしたが先行パーティーがおり、アップ課題も見当たらず粉骨師匠アップ無しでネイキッドクラックをやることを決断。お姫様岩に移動。

ワイドギアをいっぱいにぶら下げてアップなしのアタックです。ズリズリ、ジワジワ、メンタル、フィジカルをすり減らしながら登ります。腕や膝をクラックに挟み込みなんとも言えないうめき声を上げながらズリズリ登ります。クラック好きには喘ぎ声かも知れませんがね、、そんな中なんとかRP! 流石師匠!


私はやはりトップロープでやってみます。、、苦労しながらもなんとかノーテンでトップアウトし、ひとしきり登り終えて片付けして移動しようかってタイミングでリードトライを決意。師匠にギアを借りてアタック。 トップロープと違って怖いったらありゃしない! 決して綺麗な登りではなかったですが、何とか私もRP! これは嬉しいワイドの実績が出来ました。トップアウトした後の景色は最高でした。