平成26年1月19日
相模川水系 桂川 大幡川四十八滝沢


 今回は、粉骨師匠と勝蔵で三ツ峠の四十八滝沢にアイスクライミングにやってきた。
 凍った林道を歩くこと20分、四駆ならココまでは入れるがオイラ達のは入れないので20分歩く、更にココから1時間も歩けば入渓点、最初の滝はランナーを取りながら登る。
 今回は全て粉骨師匠がトップでセカンドがオイラ。
最初の5mの滝の後の小滝はランナーを取らずに、粉骨はフリー、オイラは肩絡みでビレーしてもらいながら登っていく。

 暫く連続した小滝を登ると大滝20mが現れる、ココは右側を登る、当然ランナーも取りながら、しかしアイスクライミングは前回正月に八ヶ岳のジョウゴ沢で基本を教えてもらっただけで、実際は始めてのアイスクライミングだったけど、面白いねぇ!
 新兵器のBDサイボーグ(モノポイント)もしっかり効いてくれるし、今まで使っていたアイゼンの前爪が短くてどうにも蹴り込めなかったのだが、コイツのお陰で何の不安もなく、快適なアイスクライミングが出来た。

 大滝の後は、また小滝が連続し、その後、七福の滝(2段15m)へ、ココのほうが大滝よりは難しいような気がしたが、トップロープの為、怖くはなく安心してガンガン登れたので楽しかった、もしリードで行けと言われたら、結構手こずるハメになっていたかもしれない、しかし今回アックステンションを教えてもらったので、アックステンションを使えば行けると思う。

 昼飯食って、この後どうするか話し合ったが、この先は雪に埋まっててあまり面白くなさそうだと言う事で、トラバースし登山道に出て、最初に登った滝の近くに出合う支流のF1で遊ぶことにした。
 師匠がリードで登り、トップロープを掛けてくれたのでソレで回収しながらの練習、ここでもアックステンションの練習もしてみた、完全に効いたアックスになら全体重掛けられるしこいつは有効な手段だ(エイドだけどぉ!)
 でもね、オイラたちは美しく登ることの以前に、安全に登り、無事に帰宅するのが下山塾だからね、イザとなりゃエイドでも何でも良いんだよ。



 只登るだけではなく、スクリューの回収をしながら、どんな場所にアックスを打ち込めば良いか、どんな場所だと駄目なのか、色んなところにアックスを打ち込みまくって検証しながら登ってみた。
 たまに薄氷を叩いて、岩を叩いてしまい、嫌な音を聞いてみたり、また研がなきゃな。
 またアックスの振り方にまだ無駄があるということで、もっと力を抜いてスナップを効かせて振る様に教えてもらった。
 スクリューは右手でも左手でも回収出来るように練習、練習、練習、ひたすら練習しなけりゃ上達しないからね。
 師匠もトップロープで練習、シーズン始めは体が忘れているから練習したほうが良い、とは中々ストイック、流石です。
 アイスクライミングは常に落氷が有るのでビレーヤーも注意が必要、途中デカイ氷を避けきれず太ももに直撃の洗礼を浴びながらも楽しいクライミングが出来た。

 一通り練習したら、最後に勝蔵が回収しながら登り、立ち木で懸垂下降して終了。
 今回は充実したアイスクライミングでした、師匠ありがとう!