平成25年3月23日 城山
      3月24日  城ヶ崎


どうも今週も岩登りのギルバートです。
今週末は以前から雪山の予定だったのですが、諸事情で粉骨師匠と泊まりで初日城が崎、2日目城山という山行で
桜満開の城が崎エリアにまた懲りずにやってきました。もうだいぶ気温が上がっているのでだいぶ暑いかもです。

早速どこを登りますかねぇなんて物色してたら粉骨師匠が5.10aのクラックがありますと言うので、そんじゃそれでと
正面から岩場をみると、去年の2月にスクールの先生と来た時にやった課題でした。(惨敗orz)
「ラッキーストーン5.10a」クラックの課題です。最初は粉骨師匠がトライ!!
なんと!?粉骨奥義スーパーエイドクライミングで見事クリア!!私はその粉骨師匠が大変な思いをしながらかけてくれた
トップロープで楽しませてもらいましたが、非常に辛い!私の感覚だとフェース課題の5.10c位のつらさでしょうか。。
私ギル、4便ほど出して最後ノーテンクリア寸前でつるっとフォール×。感情むき出しで悔しがりながらのトップアウト。
トップロープで3便程度出しますが粉骨師匠も×、この課題は序盤が核心部なんですが、クライマーの目の前でビレー
出来ます。私と粉骨師匠の体格差としてはそこまで格段に身長が違うわけではないんですが、全くムーブが違います。
さすが自称オカマ登りを目指す粉骨師匠なだけあります。足の裏にアロンアルファでも塗ってんじゃないかって
位のステミングやスメアで上げてきます。エイドでもNPのみ信用して終了点までいけるのは半端な心臓じゃ厳しいと思います。

その後昼頃にファミリーエリアを通っておたつ磯へ。
城が崎の名物課題があるとの事なので、やっときましょう。ボルダーとしても人気の
「悟空ハング5.12b」私にとってはハイボルダーって感じじゃないです。マットがないので
上部の立ち木からトップロープを張って粉骨師匠と仲良くアタックです。

ルーフ下からの抜けへのきっかけになる右手をデットっぽく取りますが我々2人には完全にランジですww
もう俺身長だとスタティックに取れる距離なのですが、ルーフ下で身体が逆さまなので脳内ランジwww
その後直上しようとしますが、半端ないつらさで全くさきのムーブが見えません。。
その場で携帯を取り出しyoutubeでカンニング。。。そしたらもうちょっと楽な右側面からみんな登ってましたorz
ドMな二人は辛い方、辛い方に向かってましたww カンニング通りに登ったらちょっと先がみえた感じで初日の城が崎は終了。
その日のうちに城山に向かい、温泉入ってテントで宴会です。

城山です。日曜日は天気が下り坂で午後から雨の予報でしたが、雲ってたのは朝だけ、後は終始晴れてました。
朝早起きしてテントを撤収してマルチピッチをやりに行きます。私の心の中はバトルランナーと言う課題で準備万端です。
早速取り付きに着くと、元気なオバサマ方がバトルランナーをやろうとしてました。A0で行くようです。

バトルランナー核心部の三日月ハングのしたの岩がもろく前日に大きな落石があった模様で、まだぐらついているとの事でしたので、
我々はバトルランナーはやらずに一本隣のルートを上がりますと粉骨師匠がトップでスタート。写真は中盤となりから撮影したバトルランナー
核心部三日月ハングにトライ直前のオバサマ。

我々は2P目くらいから粉骨師匠がえらく手こずっています。私は「オブザベ長げぇわりに奥義連発だなぁ〜」なんてビレーしてましたが
実際登ってみるとキビシイっ! 「いくらなんだってバトルランナーすらやったことない俺がいるんだから5.9前後が続くマルチだろ?」
なんて考えながら完全にエイドで登ってました。ボルト踏むわ、ヌンチャク掴むわ、テンション祭りだわでフォローで上がります。
結局最後は右となりのバトルランナーの終了点を利用して懸垂下降。降りてみるともうお昼すぎです。
5.9ほどの割にはキビシィなぁと自信喪失でへポを開くとなんと!!1P目はアナザステップ5.9.
2P目からは中央壁ダイレクト5.10dと3P目5.10bを登ってました。粉骨師匠頼むよぉ〜

その後渋滞を避けるためショートルートの簡単なのやっつけて早めに帰りますかとジプシーマリー5.10aに取り付くも
また間違えてブラッディーマリー5.11c取り付いてしまうorz 右となりは5.10cの課題、左はジプシーマリー10a。。。
中盤「師匠!!これは10aのつらさじゃないっす!両サイドどちらかと間違えてんじゃなっすかね?」と中盤エイドで
泣きながら高度を稼ぐも。。粉骨「隣の芝生は青く見えるもんです。」と非情なお言葉。
絶対に間違えてると確信もっていた私は、ギア回収のため粉骨師匠に登ってもらいましたが、粉骨師匠撃沈!!
やっぱりブラッディーマリー5.11cですたorz
早めにあがったのでたいした渋滞にはまらず夕方無事に帰宅できたことだけは、すんなり行った珍道中でした。
エイド技術が向上した有意義なクライミングツアーでした。お疲れ様でした。

文章&写真 ギルバート