平成25年 2月 9日
丹沢 弁天岩でレスキュー訓練


今回は、丹沢弁天岩の片隅で、レスキュー訓練なのだ。

講師は粉骨師匠 生徒は勝蔵とギル

とはいえ先ずはウォーミングアップで中央スラブをマルチピッチで登る。
久々のマルチ、久々すぎて色々忘れてる、「これは諸々おさらいしましょう」と粉骨師匠。
出来の悪い生徒でさーせん。



先ずは滑落からの登り返し。
リードで登っている時に落ちて、それがハングしていたりして上がって行けない状態の時に、プルージックやフレンチ等でエイドで登っていく方法だ。

結構大変だねこりゃ。
上がっていくとロープバッグを下ろされ、また上がるの繰り返し、疲れるが必要な技術なので何度も繰り返す。

次は、ビレイからの自己脱出→救助
ビレーヤーが、落ちたトップを救助する際に自己脱出してから救助に向かう方法。

セルフビレーし、ミュールノットでメインロープロープを固定し、更に末端を結んでから、ビナにハーフノットとプルージック等で支点に固定し、支点にビレーテンションを移してから再度固定、確認後ミュールノットを解き、ビレー解除後救出に向かう手順。

ミュールノットが解りにくかったが、なんとか出来たけど、こんなシュチュエーションが起こらない様にするのが本来だから、忘れちゃうよなぁ、年に1〜2回は訓練しないとなぁ。。。

次は3分の1システムでの引き上げ。
滑落者を滑車の原理を利用し3分の1システムを構築し引き上げる技術。

Z型にロープを張りロープマン等もしくはプルージック等を駆使し引き上げる大変力のいる作業、なだらかな斜面で引っ張りあげるだけでも結構つらい、このあと実際にクラッシュパッドを下に引き、ハングした壁で引き上げる訓練もしたが、一人じゃ上がらないね、2人で引っ張らないと上がらない。

続いて、滑落者の確保後ロープ切断懸垂下降等。

「あぁー落ちた助けてくれーぇー」

「今助けに行くぞ」

ってな感じで懸垂下降で救助に来たビレーヤーが滑落者を確保、抱きかかえるように支えてバックアップの取れた自分のパーソナルアンカーシステムの端を環付きカラビナで滑落者のビレーループにセット、更にロープをエイトノットで仮固定し自分のビレーループに固定してからいよいよ滑落者のロープを切断する。

おぉーなんだか怖いねぇ、ひと思いに切ってくれ!

プツンと簡単にロープは切断されて、二人して懸垂下降し無事救助完了。

滅多にないことだろうけど、必要な技術、使う事が無いようにしているが、いざという時に使わなければヤバイ技術、滑落して逆さまになった場合15分で死んでしまうらしいから、素早く救助しなければならないし、滑落者も自分で頭を上にし(スリングを使いチェストハーネスの様にして頭を上に持って来て固定)待つとか色々知っておかねばならない技術なのだ。

いやぁー本日は非常に内容の濃い講習会だったな、粉骨師匠ありがとうございました。
多分忘れちゃうんで、年内にもう一回やりましょう!

最後はシャドーパートT(5.9)を勝蔵がMOS

シャドウパートU(5.10d)をギル、粉骨ともにRPで終了!お疲れ様でした。