平成24年2月11日、12日
谷川岳 湯檜曽川 河原でXCスキー

 今回は、初めてのクロカンスキーを楽しんで来た、会社の先輩にクロカンの板を2台、ストック1ペア、靴1足貰ったので、そんでは靴はと履いてみると小さすぎ、コバには丁度良いサイズなのでコバが貰う、板の置き場はオイラの家の物置、ストックはオイラが貰って、クロカンの靴をオイラのを新しく買ったのだが、中々安いのが無かったんだよなぁ、75mmのノルディック規格3PINのクロカンの靴なんて、まぁ無いね、テレマーク用の革靴ならあるんだが、ためしに買うには良い値段するし、そんで見つけたのがネットで見つけたホワイトウッド製のコンビのクロカンシューズ約1万円のモノ、さて、道具は揃ったしXCスキーやってみるかと、しかし、どこでやりゃ良いのかね?第一誰にも教わったことが無いし当然テレマークターンなんぞ頭では分かってはいるが、やった事は無い、どのくらいのスピードで移動できるのかも、わからないのだ。
 メンバーは、勝蔵とコバ、やるなら土地勘のあるところで起伏の少ない場所、そうだ雪は多そうだが湯檜曽川なんてどうだろう?って事でやってきました湯檜曽川、一日目はXCスキー、河原で天泊し翌日は谷川岳にでも登ろうかとやってきたのだが、朝6時に都内を出たにも関わらず、関越上に同時多発的に起きた事故渋滞のお陰で、湯檜曽川に着いたのが12時半、こりゃ2時間で行ける所まで行って、帰ってくる方法を取るしか無い。
 オイラはシール張ってヒールフリーで歩くことには慣れているが、ヒールフリーのスキーは初めてのコバ、聞けばスキー自体小学校の頃以来やったことが無いと言う。
 
 天気は生憎の曇り空、晴れてれば、左に大岩壁、右に白毛門が綺麗に見えるはずの湯檜曽川を初心者の二人は試行錯誤しながら滑っていく、やはり河原とは言え、少しは起伏はあるので下りでは転ぶし、のぼりではソールのウロコが効かずに登れなかったりと、まさに試行錯誤、身体で覚えるしか無いのである、途中渡渉点もあり板を外しておっかなびっくり渡る。
 で、結局2時間ほど登ったあとで、晴れてりゃ大岩壁が良く見える地点で折り返す、今度は下りだから普通に考えればもうチョット先まで行って早く下ればOKなのだが、なんたって下りで転び捲くるかも知れないし、全くの未知数だからね、安全を取って同じ時間が掛かると踏んで引き返す。
 途中、今度はコバのお古の靴のソールが剥がれる!!!
ガムテープで応急修理をし無事に戻る事が出来た、やはり古いと何があるか分からない、もっとも何があっても、歩いてでも戻ってこれる土地勘のある場所なので心配はしてなかったが。
 途中、曲がり方やスベリ方を少しだけ会得した我々は、結局少しは早く出発地点に戻れたが、テントの設営時間を考慮すると、やはりあのタイミングだったね。
 雪ももう少しベタついた雪のほうが滑りやすいかも、ここでXCやるなら3月くらいが丁度いいかも知れない、途中何組ものスノートレッカー達とすれ違ったが、スキー履いてるのはオイラ達だけ、珍しそうな眼で見られてしまった。
 一旦車に戻りスキーを置いて、カンジキに履き替え天泊地を探しに行く、明日の事を考えると車に近いほうが何かと便利なので割りと近場の河原を天泊地とした、これほど雪深いところは初めてのコバは雪を踏み固め、スコップで均してテントを張ったり、トイレ作ったり、道を作ったりと、こんなに大変なんですねと今更ながら感心していた様だった。
 あっっと言う間に暗くなる、今回は寒がりのコバの為にテントの入り口を3分の1程開けっ放しにして換気を十分にしながらストーブをガンガンに焚いて晩飯にした、晩飯は豚キムチチゲ、〆は味噌ラーメンを投入、中々美味い晩飯だった、コバからはバレンタイン兼誕生日(どちらも日程的には早いのだが)って事でワインを頂いたので早速飲む。
 コバは清酒谷川岳、この酒も美味いよね、結局そのまま宴会モードに入り、就寝したのは22時過ぎ、さっきまで星が綺麗だったが、雪が降り出した、明日はラッセル必至なので少しゆっくりめに出だしたほうが楽できるだろうしね。

 
 朝、結構積もってるし、降り続いている、風も強い、取り合えず朝飯にする、メニューはアルファ米&中華丼か親子丼、さぁどっちが食いたいのだ?と聞くと親子丼が食べたいというので、オイラは中華丼を食う。
 メシ食ったら、テント撤収しイザ出発!と思ったらコバがスパッツを忘れたと言う、この雪深さでスパッツ無しは幾らインナースパッツがあってもヤバイのではないか?今のところ大丈夫ですとは言うが、結構心配になってきた、取り合えずロープウェイで上がってから天神尾根を登ってみるかと、ロープウェイ駅の方まで歩いてみたが、もう完全に吹雪いちゃって、この状態で登っても面白く無いし、足回りに不安もあったので、無理はせずに今回は登山中止!
 今日もXCスキーやるにも応急修理した靴では不安が残るので、再び、湯檜曽川の河原に戻って雪訓をすることにした、斜面から転げ落としての滑落停止、深雪のなかのラッセルを体験させる、カンジキの歩き方もね。
 まぁ一通り訓練(雪遊び)をしたら混む前に帰るとするかい!

帰りにトイレを借りに土合ドライブインに立ち寄ると関東一大きいカマクラってのがあったので中入ってみた、ふーんって感じではあったね。
 
 まだ時間もあったので、日帰りの湯テルメ谷川に立ち寄る、内湯と露天風呂がある町営の温泉施設だ、コバに上がる時間を聞くと1時間後だという、オイラは烏の行水5分も入ってりゃのぼせちゃうだが仕方が無い、内風呂は普通の湯加減、この内風呂で温まってから露天風呂に行く、ぬるい!寒い!寒すぎて湯がぬるい、風が吹いて雪が頭に積もる、アゴまで湯に浸からないと肩も寒い、こりゃ冬向きじゃないね、まぁぬるいのでのぼせずに入ってられるのが唯一の利点かも、温泉でリフレッシュし無事始めてのXCスキーは終了したのであった、帰宅したらコバの靴を探さねば。






 ↓今回の軌跡は緑。