平成23年5月22日
西丹沢 中川川水系大滝沢マスキ嵐沢 


 今日は夕方から雨が降るという、昨日の土曜日は暑いくらいの晴天であったが仕事の関係で行けなかった、しかし梅雨入り前に、今年の沢の足慣らしとして簡単な沢をやっておきたくて、一年ぶりにマスキ嵐沢にやって来た、急な話だったので前日まで仕事が一緒だったコバとの二人旅。
 大滝橋手前の旧道から林道に入り登山道ギリギリまで登っていくと林道と登山道の分岐点に車が3台ほど置けるスペースがあるのを去年知ったので、今年はソコまで車で乗り入れた。
 夕方から雨が降るなら夕方前に終わらせてしまえば良いと思っていたら出発直後にポツポツきやがった、アレレ?やはり山の天気は変りやすいのぉ。

左手に綺麗な沢の景色を見ながら30分も歩くとマスキ嵐沢の標識があるので、ここから入渓。



 此処マスキ嵐沢は小ぶりだが美しい渓相の沢でナメも釜もあり癒されるぜ!
 沢に入っちまえば多少の雨は気にならない、だってどうせ濡れちゃうからね、でも土砂降りはゴメンなので先を急ぐ。

 段々ガスてきやがったが、それはそれで乙なもん。
2段10メートルのスラブ滝は去年は気にならなかったが今年は何だか滑り嫌な感じだったのでコバにはお助け紐を出す。
 

続く8mの滝は水流沿いを登る、ここもホールドが去年に比べて滑るような感じがした、今回は遡行図を忘れてきたので去年の記憶を呼び戻しながらの遡行だったのだが、案外覚えてないもんだねぇ。
まぁ適当に水流の多いほうを登っていく。

顕著な二俣は去年どうしたか覚えてないが、多分右っぽいので右に!
その後水は枯れて一旦伏流になるがまたチョロチョロと復活、その後、涸れ滝を登っていくが、途中で絶対に去年登った記憶が無い場所を登っていることに気付く、念ためGPSを見ると去年よりも権現山よりに進路を取っているようなので(といっても去年の軌跡データーは入っていない)どうせならこのまま突き上げて権現山に詣でてみようではないかと、源頭部を目指すことにした。
 源頭部での草付き帯では先日購入のサブバイルが大活躍!凄く登りやすい、マイナスドライバーでもいいし、ピッケルでもいいけど草付き帯にはかなり役に立つアイテムですな。



ガスってて眺望皆無の権現山(1,138m)に到着!
現在は廃道となった荒れた山道を畦が丸方面に向かい、途中で右に折れて、鬼石沢を下降し一軒避難小屋を目指すつもりが、なんたって遡行図を忘れてきたものだから、あてにはしてないがヒントとなる目標物や標高も分からないので鬼石沢への下降点がイマイチ分からない、仕方ないのでしばらく小尾根を下って一軒避難小屋方面に下るのだが、どうにも去年歩いた記憶が無い場所ばかり。

此処らへんを下りれば確実に鬼石沢だろうって処を下っていく。

枝沢を下っていくと、なんと綺麗な滝が、そして見覚えのあるこの滝は鬼石沢のF2であった、ガーン!
殆ど山道を下りてきてしまっていたか。。。まぁいいか、靴の泥を落とし続くF1をクライムダウンする。

F1は左岸を下りる、ホールドは豊富にあるのでロープは必要なし、このF1も水量は無いが綺麗な滝なのだ。

 後は水流沿いに下っていくのみ、難しい場所も無い、10分も歩かないうちに一軒避難小屋に到着!
 此処でカップ麺とコーヒーの昼食を摂る、飯を食い終わるとパラパラっとまた降ってきた、今シーズンの足慣らしとしては大成功だったが、遡行図を忘れた為に下降する鬼石沢の行程が極端に短くなってしまったのには反省しなくてはならない。
GPSデーターを後で見てみると去年の軌跡と全然違う軌跡だった、そりゃ記憶に無い景色も当然だよな。

駐車スペース発 08:00
マスキ嵐沢出合 08:30
10m2段スラブ滝 08:54
権現山 10:50
鬼石沢F2 12:44
一軒避難小屋着 13:10
一軒避難小屋発 13:54
駐車スペース着 14:28





キミドリのラインが今回の軌跡、が去年の軌跡↓