平成23年3月4日
愛宕山(25.7m)                   昼休み


東京で一番標高の高い山は何処であろう?
雲取山2,17.1m
では東京23区で一番標高の高い山は何処であろう?
愛宕山、標高25,7m
「23区内の最高地点」とされることがあるがこれは誤りで、あくまでも「自然地形でなおかつ“”と呼ばれるものの中では最高」ということである。23区西半部の大半は標高30mを超える台地(武蔵野台地)であり、最高地点は練馬区南西端の約58m。また人造の“山”の最高峰は新宿区の箱根山(45m)である。
だってオイラの仕事場がある麻布台はココよりも標高は高いもんね、仕事場の近くだし折角なので昼休み登山と洒落込もうではないか!

愛宕ヒルズを右に折れ少し歩くと愛宕神社前の交差点、そこを左に曲がり、トンネル手前の左手から登ることにした、しかし、ソコには衝撃的な文字が!!!
東京23区最高峰はエレベーターで頂上に立つ事も可能なのだ、さすが大東京!



で、まぁオイラはエレベーターを使わず、横にある螺旋階段を登ってあっというまに標高25.7mの愛宕山山頂に到着!
頂上には愛宕神社や食堂や土産物屋さんたちがあった。
池には錦鯉が泳ぎ、なにやら船もある。





どうやら裏手から登ってきてしまったらしい、頂上ではネコがノンビリと日向ぼっこ、「出世の階段」なる書き割りや西郷どんと勝海舟とかの書き割りもある、出世の階段(男坂)とは何ぞやと思ったら。

 現在でも「男坂」の急な石段は「出世の石段」と呼ばれている。これは、江戸時代・増上寺参拝の折に徳川家光が山上にある梅が咲いているのを見て、「梅の枝を馬で取ってくる者はいないか」と言ったところ、讃岐丸亀藩の家臣(曲垣平九郎)が見事馬で石段を駆け上がって枝を取ってくることに成功し、その者は馬術の名人として全国にその名を轟かせた、という逸話から来ているらしい。

逆から来てしまったオイラはこの男坂を下ろうかとも思ったのだが、出世の階段を登りもせずに下るのは幾ら出世に関係ない仕事をしているとは言え流石に気が引けたので眺めるだけにしておいた。

愛宕山は低いとは言え山なのでちゃんで、ちゃんと三角点もある、当時は見晴らしも良かったのであろう、桜田門外の変の時、井伊直弼を討った水戸浪士が集結した場所でもあるそうだし、なにかと目立つ存在だったのだろうなぁ、12烈士女の慰霊碑なんぞ見ながら色々なドラマがここにあったのに思いを馳せて下山することにした、さて下山路は女坂を下る、男坂の横に緩やかな女坂と呼ばれる石段があるのだ。
男なのに女坂を下るのもなんだが、出世の階段を下るだけってのと天秤に掛けるとやはり気が引けちゃたんだよねぇ。
下の写真は男坂を正面から見たもの、確かにこんなところを馬で登るってのは凄いことだな、しかし家光公も暇だったのか、暴君なのか梅の枝くらい馬で登らなくても取って来させりゃ良いだけじゃないかとは思ったね、せめて女坂を登らせるとかねぇ、女坂を男が登るのはマズかったのか?





  

愛宕神社前交差点 12:00
愛宕山頂上 12:05
男坂下の鳥居着 12:12