平成22年7月11日
中川川水系大滝沢マスキ嵐沢遡行、大滝沢本流鬼石沢下降

 今シーズン初めての沢、沢はじめとして足慣らしに丁度いい沢は何処がいいかしら?と色々考えたが、近場でいうと丹沢、でも丹沢はヒルだらけ、まぁヒル避けの薬を塗っていけば問題は無いだろうがぁでもなんとなくね。。。ってことで西丹沢はまだヒルも少なかろうと中川川水系の大滝沢の2本で遊んできた、まずはマスキ嵐沢を遡行し、本流の鬼石沢を下降に使おうって魂胆だ、大滝橋から林道に入り適当な駐車スペースに車を停めて沢準備をしていると20人強の団体様が現れた、アチャー彼らよりも先に行かねば、時間が掛かっちゃうので林道の途中で先を譲ってもらいそそくさと「マスキ嵐沢」の立て看板の処から入渓。
 このマスキ嵐沢の渓相は美しく、また全ての滝が確保無しで簡単に直登可能な滝しかないので、足慣らしにはもってこいの沢なのだ、最初の滝は左壁を簡単に登れる。
 小さいながらもナメ滝やナメ、小さい釜もあり泳ぐような場所は皆無だがソコソコ面白い沢だ。
     
 核心部と言うようなところは無く、一番大きい滝であろう2段10mのナメ滝も快適に登れる、もっとも訓練で来ている皆さんは、ザイル出してたけど、この沢では無用の長物だと思った、初めての人でもお助け紐で十分な沢だと思う。
     
   
 キレイな沢をワイワイ楽しみながら登ると、やはり短い沢だけに終わるのも早い、顕著な二俣を右に行き、水は一旦伏流になり、暫く進むとまた少し水が出てくる、地形図を見ながら適当に詰めていくと、ヤブ漕ぎ無しで登山道に飛び出る、ここから右に行けば権現山だが、眺望もきかない山頂らしいのでパスし左に折れて鬼石沢を目指す。
 鬼石沢に下るには畦ケ丸山頂まで行き、大滝橋方面へ少し下った処から下降するのが持参のガイドブックの遡行図では確認出来るのだが、歩くの面倒臭いし、折角GPSもあることだし、稜線上の適当な場所から枝沢を下降し本流に合流することにした、てな訳で稜線でランチタイム、今にも雨が降り出しそうな天候だが少しの雨なら木々の葉っぱが防いでくれるだろうとチョットした広場で乾杯!
 飯を食ったら、目印も踏み跡も無いが、左の場所から下っていく、こんなことが出来るのもGPSで現在地が正確に把握出来るからなんだよなぁ、いやぁ便利なもんだ。
 で、適当な枝沢を下降しクライムダウン出来ない場所では懸垂下降で降りて、本流に合流した地点が、5mチョックストーン滝、ここもキレイな滝だよなぁ。
 鬼石沢下降も開けた明るい渓相の沢で、綺麗なナメとお手ごろな滝もあり此処も楽しい沢旅なのだ。
 F2の上部がトイ状になった20mナメ滝は、持参した30mのザイルではダブルで使うと15mになってしまいチト長さが足り無いので、此処だけは巻いて降りることにした。
 F1は下流から向かって水流の右側をクライムダウン出来た、この鬼石沢のF1とF2も綺麗な滝で、癒されるねぇ。
  
F2  
 
                              F1
 F1を下ると後は河原歩き、少し下れば一軒避難小屋に着く、此処で下降終了、この2本はどちらも短い沢なので、両方組み合わせて見たが、コレが大正解、足慣らしには充実した一日となりました。
 

駐車スペース発 09:35
マスキ嵐沢入渓地点 10:05
源頭部稜線 11:35
ランチタイム後、鬼石沢下降地点 12:45
5mCS滝 13:20
一軒避難小屋 14:30
駐車スペース着 15:40