平成21年11月8日
谷川岳(土合〜土樽縦走)          前夜発日帰り


土合駅の駐車スペースに前夜入りし、後部座席をフルフラットにし、ジョニ赤のポケットビンを寝酒に寝袋に包まる、ジョニーが来たならつたえてよぉー♪

翌朝、6時起床準備し、朝食を摂り6:25出発、帰りは土樽から電車で帰ってくるので車は土合駅に停めたまま、西黒尾根を目指す。

 西黒尾根入り口に到着、此処からは結構な急登を登っていくことになる、もう時期的に遅いのは分かっていたが、少しは紅葉が残っているかと思いきや、まるっきり葉っぱは落ちきっていて、ここの紅葉の時期は10月半ば過ぎ位なのかと思った、まぁ機会があれば紅葉の時期にまた来たいモンだね。



 しばらくは枯れた樹林帯の急登を登っていく、ラクダのコブを通過した辺りで森林限界を超えて眺望が良くなる、耳二つもマチガ沢も良く見えた、3日前に降った雪が結構残っているようだ、もうすぐ冬なのだと、晩秋の西黒尾根をひた登る。
ラクダのコブを過ぎると鎖場が数箇所連続し岩稜地帯に突入、ザンゲ岩を過ぎれば頂上は目の前だ。





 肩の広場から肩の小屋を見る、少し歩くとトマの耳に到着する、トマの耳は結構人が居たので休憩することなく沖の耳に行くことにした。
 トマから沖に行く最初の下りは雪が踏み固められてて滑りそうでチト難儀したが、まぁ何とかクリア、後は踏み固められていなかったので雪といっても苦労することなく沖の耳に15分で到着、此処からは薄っすらと富士山も観えた。

 さぁて、そんでは一ノ倉岳で飯でも食うべく先に進むのだ!
今日は快晴とまでは行かないが晴れてて風も余り無く良い日和、それでも頂上に出てからはTシャツ1枚では流石に寒いので上に薄手のフリースを来て歩き始める。
 雪の残るこの路だが、この先は踏み後が減っていて、雪が踏み固められて凍っているということが無かったのが良かった。



 ハイ、一ノ倉岳到着!
 此処で大休止、昼食にする。
 誰も居ない一ノ倉の山頂で、清酒「谷川岳」を呑む、うーん贅沢だ、昼食のメニューはおにぎりとカップ麺。
 10年以上前に7月位だったか、此処からやまぶしと下った中芝新道、以前は初心者には不向きと書いてあったと記憶しているが、看板を見ると初、中級者は不向き、健脚者向けと書いてあった。
 うーんあの時おいらはまだ初心者だったんだよなぁ、やまぶしが居なかったらきっと無事では帰れなかっただろう。。。。



 大休止の後は、芝倉岳に向けて出発、土樽駅発が15:21の電車に乗らなきゃならないからね、そいつを逃すと18:11まで電車は無い、芝倉を通過し少し下ると立派な避難小屋が見えた、隣には立派なトイレも併設されている、94年建設なのでまだ新しい。



 芝倉新道を下る、矢場の頭を過ぎると森林限界になり、また樹林帯に入るがやっぱ枯れ枯れの木々、と思いきやタマぁにこんな感じでもみじが点在している場所もあったが、それもほんの少し、ソレよりも木の根の露出が多く、しかも落ち葉で足元が見えないもんだから歩き難くてしょうがなかった、土樽に出るとあとは普通の舗装路を20分も歩けば土樽駅にでる。

 途中、ミミズと勘違いするほどの小さい蛇を発見、こんな小さくて何食って生きてんだろう、無事に冬は越せるのか?と少し心配になるような小ささだった、色は黒くて種類は分からなかった。

 土樽駅に向かう途中で、小説「雪国」で有名な清水トンネルをチラっと見物、(国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。)のソレであるが、トンネルを抜ける前から十分に雪国であったろうにと思うのは、オイラだけでは無いはずだ。

 上下線とも日に5本しか電車は来ない、以前3月の夜中に土樽駅をのぞいてみるとシュラフに包まった人だらけで足の踏み場も無かった待合所は、今日は人っ子一人居ない寂しげな佇まい、しばらく待ってアナウンスが入り電車に乗り込む、車内で230円払い国境の長いトンネルを抜けるとそこは土合であった。



06:25 土合駅駐車場出発
06:55 西黒尾根入り口
08:23 ラクダのコブ通過
09:10 ザンゲ岩通過
09:30 トマの耳
09:45 沖の耳
10:40 一ノ倉岳着
11:25 一ノ倉岳発
11:45 芝倉岳
12:45 矢場の頭着
13:00 矢場の頭発
14:45 土樽駅到着
15:21 土樽駅から乗車
15:31 土合駅到着