平成21年6月27日
丹沢 水無川水系前大沢


 今年初めての沢なのだが、皆さんの都合が合わずに、んじゃ止めっかなぁとも思い遅めに起きた朝だったが、暑いしやっぱ水遊びをしようと、行程の短い前大沢にやってきた、戸沢林道の「竜神の泉」の先を左に下るとすぐに駐車スペースになるので其処に駐車、立派な踏み跡を川原のほうに下りていくと「倉見山荘」があった、こんなところに山小屋があるなんて全然知らなかったよ、山荘は開いていたが、お客は入るのだろうか?
 すでに昼過ぎである、倉見山荘を過ぎて広い川原に出る、川原に出てからは下流の堰堤を目指し歩くこと暫し大堰堤の少し上流右岸に見落としてしまいかねない小さな出合を発見!ココが前大沢出合となる。



前大沢出合                    


 鬱蒼と木が生い茂る貧相な出合から入ると、まぁ水量は少ないながらも、ちゃんと滝があった、3m〜5mの直登可能な滝が続くので暑いし濡れながら登る、ガイドブックによると水量が少なめの為盛夏よりは春か晩秋がお勧めとは書いてあったが、まぁ時間も時間だしねぇ、確かに水量は少なめだよ。
しかしね、水量が少なくても水がありゃ濡れることは出来るので暑くないのが嬉しい沢登り、その後もこの沢は全て直登可能な滝しかなさそうなので楽しみながら登ること暫し。



 しかし、いくつ目かの堰堤を越えると突然伏流になったのか、全く水が消えてしまった、それでも登っていくが一向に水が現る様子が無い。

 まぁガイドブックにも一旦伏流になるとは記載されてたが、こんなにも伏流が続くとは、、、ふと右岸に目をやると小さな梯子と巻き道があったので様子を見に行ってみると、隣の小沢に出た、しかも此処にはちゃんと水が流れているじゃあぁーりませんか!
気をよくして隣の小沢を登ってみるとアリャアリャ!
 またもや上流の堰堤で水がなくなっていた、ふと左岸を見やると今度は前大沢方面に鹿道があるので前大沢に戻ってみるのだが、まだ水は無い様だ、そのうち水も出るだろうとまた、登り始めるのだが何だか暑くてイヤになってきちゃったなぁ、って事で甚だ中途半端ではありますが、途中から沢下りに変更なのだ!
 そういえば沢下りってやったこと無かったっけ、滝などは適当な支点を見つけてラペリングで下りる、やっぱ水があると涼しいのぉ、丁度良いラペリングの練習にもなったしね。

 て、事でこの前大沢は今度晩秋の紅葉シーズンに来ることにして今回の沢遊びは終了!
 広川原で飯でも食おうとお湯を沸かしていると、ふとオイラの右手のひらに山ビルが蠢いていた!
 おぉー気持ち悪いなぁビックリするじゃないのぉ、こんなときはタバコの火を近づけるとポトリと落ちると言うが、オイラもうタバコ吸わなくなって数年になるし、んじゃぁライターで炙ってやれとも思ったが風で中々点火できない、ようしならばナイフで削ぎ落とすまで、と削ぎ落とす、一体いつ付いたのだろう、その後飯を食い車に戻って靴を脱ごうとすると、ひょえぇー!

 オイラの左足でヒル多数吸血中なり、ぶえぇー気持ちワリー、何故か右足にはいなかった、靴と靴下脱いでナイフで削ぎ落とすこりゃヒル対策をちゃんとしないと怖くて丹沢の沢で遊べないなぁ、まぁこの前大沢はヒル対策として夏は来ない事にしよう、しかし靴からジャージの隙間を縫って侵入してきたかと思うとマジで気持ち悪い、ヒルって吸っている間はケツから水を出すらしいんだけど、ソレが血液中の余分な水分らしい、蚊と違って痒くないのは良いのだが見た目が気持ち悪いのと、1〜2時間出血が止まらないのが難点だ、山ビルファイターでも買おうかしら。