平成21年5月13日
富士山 須走本八合目付近から滑降


今日は、多分今年最後になるかもしれないスキーをしに富士山の須走口にやってきたのさ、平日ってこともあって人は少なく、雪の状態も良い感じの一日だった。

毎度おなじみの通行止めの看板の横を歩いていく、ここ須走口は小屋の方々も山スキーヤーに対して非常に寛容な態度をしてくれるというか、普通に「これから登るんですか?気をつけていってらっしゃい」と送り出してくれる、吉田口の方は此処はスキー場じゃありませんとか書いてあるらしいいが、須走口に関しては普通の登山客と同じ扱いをしてくれる。

歩き出してしばらく行くとすぐに雪が出てくるが、こんなに汚い雪なのでまだシール登高はせずにツボ足でしばらく歩き、雪から砂礫と小枝屑が消えてからスキーを履いてシール登高、おぉ背中の荷物が軽くなるだけでかなり楽になる、しかし終盤はドンドン斜度が増していくので斜登高に切り替えて登っていくもズリズリ来るし、クトーなんて持ってないのでツボ足で登ることにした、やはりツボ足は疲れますのう。







毎回の事ながら、余りのでかさに距離感が掴めず、唯ひたすら下を向いて足を動かし高度を稼いで行く、1時間に10分毎の休憩を入れながら、黙々とね、まぁ一人だし黙々としてなかったらソレはソレで危ないんだけどね。
午後になると雪が凍る富士山、今日は頂上には拘らず、12時半まで登って下りてくる事にしていた、だって頂上まで登っても頂上からガリガリのアイスバーンを滑り降りるテクが無いもんね、もっとも時間前にオイラが滑れないような雪質になっちゃったらすぐに下りますけどね、しかし今日は時間の12時半になっても雪質はザラメの滑りやすい雪質のままだった、もうちょっと登れば良かったかな?まぁ欲張るとろくなこと無いので今日は12時半になったし滑り降りることにした、でも此処はどこだろう?相変わらず正規の登山道ではない場所を登ってきたので地図を見て周りの小屋と鳥居からして本八合目と断定、滑り始める。

富士山東面、最高の斜面ですな、デカイし誰もいないし(GW直後の平日の為)場所場所で雪質がコロコロ変わるのは富士山の常それでも今日は悪雪は無かったなぁ非常に滑り易かったお陰でヘタクソなオイラも一回も転ばずに済んだぜい!
バカデカイバーンをたった一人で滑る、なんて贅沢なんでしょう、苦労して登った甲斐があるってなもんだい、山スキーって自分でハイクアップした分だけ楽しめる物凄く真っ当な行為、正々堂々としているんだよな。
結構長いこと滑れたと思っていたが、時計を見ると30分しか経って無いんだよねぇ、トホホ分かっちゃいるんけどね。





雪渓の末端まで滑り降りれば、下山道の鳥居が!
何か下山道なんて書かれちゃうと、下山塾としてはその鳥居を潜らない訳には行かないんだよなぁ、鳥居を潜れば後は砂礫と雪の混じった下山道を歩くのみ、ブーツとパンツが砂礫まみれになってしまうが、これ致し方ないので我慢するしかないのである。
今年の5月は今週末は天気悪そうだし、他の週末はヤボ用が重なってるのでスキーは今年最後かしら?6月は流石に出来ないよなぁ、よく知らないけど。

駐車所発 07:30
滑り始め 12:30
滑り終わり 13:00
駐車場着 13:45