平成20年6月28日 モミソ沢


今回は沢参加希望者のオカダを連れて葛葉川本谷にやってきたのだが、生憎の雨模様、まぁ沢だしどっちにしても濡れるので関係無いっちゃぁ関係ないのだが、やはりテンションは下がるのだ、それでも沢デビューのやる気満々のオカダの姿を見ればやめようとは言えず、下がりっぱなしのまま入渓。
だがしかし!ココで思わぬハプニング!
間伐材の搬出作業に伴い、落石等危険なため8月一杯まで立ち入り禁止だってさ。
        

仕方が無いので入渓は取りやめ、急遽モミソ沢に舞台を移す、水無川水系モミソ沢は新茅ノ沢のちょうど反対側に位置する小さい沢でどちらかといえば登攀要素の強い沢である、では気を取り直して出発!
とはいえオカダの遅刻と葛葉川の入渓禁止措置にて時間を大分ロス、もう昼過ぎである。

水無川との出合付近はこんな感じで水量の少ない、次回みんなと沢をやる前に少しでも基本中の基本を教えておこうとオカダを連れてきた訳だ(オイラだって別に人に偉そうに教えられるような技術や経験も無いのだが)初歩の初歩を覚えてもらうのだ。
沢に入るとこじんまりとしたゴルジュゆえ暗い遡上が始まる、直ぐに小滝の連続でこりゃ良い練習になるんじゃない?

初めての沢に感動しながら、小滝を登るオカダ。
落ちても怪我しないような小滝の連続なので3点支持を守らせて自由に登ってもらう、まぁ危ない箇所はお助け紐を出したりはしましたが、モミソ沢は最後の大滝以外はフリーで直登が可能な滝ばかりなので沢に慣れてもらう今日の企画にはぴったりの沢なのだ。



ちょっと慣れてきたところで今度は先に登らせる、ゆっくりではあるが自分で考えて登る、これが大事。
しかし真っ暗な中なので写真が汚いねぇ、最高感度で撮ってもこの程度、ストロボ焚きゃ夜みたいになっちゃうしねぇ、ここら辺がコンデジの駄目な部分なんだよなぁ、やはりCCDなりCMOSは大きいに限るな。

真っ暗なゴルジュ帯に入って小滝をどんどん超えていくと5mチムニーが現れる、ココは両側に手足を突っ張りながら途中で靴の幅ほどの流れの中に足を突っ込み登る、残地支点からザイルが垂れているがこんなもん信用できないので掴まない。
なんで回収して行かなかったのだろう?はっきり言ってゴミである。
チムニーを超えるとまた小滝が連続しその後に12mの大滝に出る。

ココが12m大滝、落ち口がいやらしい、ガイドブックには直登する場合はランニングビレイを取って登ろう!と書いてあるがビレイヤー不在の我々は右岸を登って上に出る。

しかぁーし、今回まだ懸垂下降を教えてなかったので、この12m大滝を利用し懸垂下降の練習をオカダにしてもらう、途中ビビッてひっくりかえっていたが、まぁなんとかやり方は分かったようだ。

大滝を過ぎると、ゴーロ歩きになり左側に踏み後があるのでそれを登って堀山からの踏み後を下ればモミソ沢出合に出られるのだが、今回は源頭にこだわる、しばらく登るとまた涸棚が現れる。



数個の涸棚を過ぎるとツメに入る、この源頭部のツメでオカダが相当バテる、まぁそりゃそうだよな普段こんなとこ歩かないもんな。

堀山頂上に出る、ここからまた踏み後を下に辿れば降りられるのだが、オカダが道なき道を行くのに疲れ果ててたため登山道にて下ることにした、チョイト遠回りだが大倉尾根から天神尾根を降り林道を歩いて車まで戻ることにする。

はい、新茅山荘付近の駐車スペース到着、お疲れ様でした。
モミソ沢出合 12:12
5mチムニー 13:00
12m大滝 13:20
堀山着 14:30
車着 16:30