平成20年3月9日
富士 宝永山滑走


今週もやってきました富士宝永火山!
先週と同じ太郎坊に車を停め(ゲート前の路肩だと駐禁切られるって先週知り合ったおじさんが教えてくれた)車から降りると、テレマーカーのおじさんが話しかけてきた、此処は初めてなんだそうだ、須走からは滑ったことがあるらしい、此処よりも須走の方が面白いよ、としきりに勧められたが、此処がはじめてなのに何故比較が出来るのだろう?
今回は右の林道を行くことにした、ここら辺は何処をどう歩いても登っていきゃ富士山に着いちゃうからね。

先週の金曜日に雪が降ったお陰で、先週よりも雪が多い、今日気づいたのだが、何もスキーを履いているのだし道を辿らなくてもまっすぐ歩いていきゃ良いんだって事に今日気がついたので、まっすぐ最短距離で宝永山を目指していく、今日は暖かな春の陽気で薄着で出発したつもりだがそれでも暑かった。
先週と違い今週はボーダーやスキーヤーの数が多い、やはり雪後(平野では雨でも富士山は雪なのだ)なので多いのだろう。

先週はガスで途中で下りて双子山や二ツ塚なんぞを楽しんだが今日はガスも無く快晴だ、先週よりもだいぶ上まで上がってきた所で、さすがに直登だと後ろに滑る場面が出てきたのでシール登高のやり方を斜登高に切り替える、おぉこりゃまたシールの食いが違うね、少し安心して登れるようになった、なったのだが段々風が強くなってきた、ひえぇー怖いようぅ!

耐風姿勢を取りながらジリジリ(ズリズリ)と高度を稼ぐ、しかし高度が上がれば上がるほど風も強くなるわけで結構おっかなびっくりな斜登高となった、アイゼンつぼ足でピッケルでも持ってりゃ全然安心感が違うのだろうが如何せんスキーのままだとチトビビルね。
今回は火口までは行かなかった、上から下りてきた登山者に聞いたら、火口付近は凄い風で引き返してきたのだという、んじゃぁまぁ火口見物はしないで下りようか。
突風の中でシールを外してザックにしまう作業は非常に困難だったが良い勉強になった。

では滑り降りる前に周りをパチリ

さて行きませう、宝永山まで登るとさすがにデカイバーンが目の前に広がりなんだか何処を下りていいのかわからないくらいだ。
ここら辺の雪は粉粉しているけど硬いクラストなのでスキーが上手く曲がらない、ほかのスキーヤーたちは苦労しながらもスイスイ滑っていくのだが、ヘタクソなオイラはかなりてこずった、風は強いし怖い怖い!怖いながらも宝永山の急斜面を滑る、滑るが思うように滑れない。
恐らく今日富士山に居たスキーヤーの中でダントツにオイラがヘタクソだろう、否ヘタクソはオイラのみ皆さん上手いもんだ。

滑りにくいって事もあるけど結構時間を掛けて滑ってこれた、更なる練習が必要だな俺。。。
さてまだまだ雪は続くので滑ろう、途中ループみたいなところがあったので入って遊ぶとターンでいきなりの横滑り、忘れてた北斜面は氷なのだ。

今日は雪質が滑ってる途中でコロコロ変わった、粉粉クラストやアイスバーン、ザラメ、腐れ雪などまぁ先週に比べりゃ雪質は良かったが悪雪には変わりなし練習にはなるのだろうが、如何せん腕が伴わない山スキーなので怖い思いを致しました、日々精進だなこりゃ。



かなり手ごわかった(俺的にね)宝永火山、でも十分面白かった、かなりの距離を滑ることが出来た満足満足。

しかぁーし、下界は春の陽気なので、雪が重くて前に進まない、林道の中を直立のままズゴココココォーとゆっくり進んでいく、最後だけは楽しくないなぁ。
08:40 太郎坊出発
12:00 宝永山頂上付近
12:35 二ツ塚下
13:10 太郎坊着