平成20年2月4日
大倉〜塔の岳ー三の塔ー三の塔尾根〜大倉の予定だったんだけど撤退。。。
大倉〜塔の岳往復
日曜日に雪が降ったので、たまたま月曜日代休で休みを貰っていたオイラはまたもや丹沢なんぞに遊びに来てしまっていたのであった。 がしかし今日は車じゃなく電車&バスにて大倉までIN! 始発のバスで7時に大倉到着、早速出かける準備を始めていると、どんぐりハウスが月曜定休だってことに腹を立てたオッサンが、「手前勝手に休みやがって、何なんだよ!畜生!」「今日はどうすりゃ良いんだ?」などと悪態をついていた、お前の方が手前勝手だよ、今乗って来たバスにまた乗って帰れよ。 |
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前日の大雪で、さぞかし鼻っから雪歩きかと思ったら全然雪はなく、見晴らし茶屋位からやっと雪が着いてきた感じだった、地面にも薄っすらと、こりゃオイラの家と同じくらいの積もり方だな。 | |||||||||||||||||
とはいえ、高度を上げていけば徐々に雪の量は増えていく、この大倉尾根(通称バカ尾根)って登るのは初めてなのだ、降りで利用したことが2回あるのみ、長くダラダラした登りを続ける。 |
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ふと左手を見ますと富士山が綺麗に見えますなぁ、写真を数枚撮りまた登りはじめると、「チリーン チリーン」と熊よけの鈴にしては澄んだ音の音色が聞こえてきた、なんざんしょ? 上を見ても下を見ても人気は無い、しかぁーしキョロキョロすると居ました、杉林の中に隠れるように下山する人影が。。。 |
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笠を被って袈裟を着けて草鞋履きだ。 どうやら坊さんらしいが、姿を見られたくないらしく顔を向こうに向けて杉林の中を進んでいく、しかも隠れられる位の木の枝の所でこちらを伺っている、なんだか気味が悪ぃな。 修行中なのかなんだか知らないけど姿を見られたくないならもっとマイナーな山に行けば良いのにと思いながら、隠れてる姿をパチッ! 撮られた後はジィーっとこっちを伺ってたっけ、急に振り向いたら慌てて顔を背けていた、なんだ?ありゃ? |
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程なく塔の岳に到着!平日で雪の為か表に出ている人は居なかった、皆小屋で休憩しているのだろう。 丹沢山方面はこれこのとおり青空なのだが、表尾根はガスっちゃってて何も見えず、まだ昼飯には早いが雪の中でガスってるって事はゆっくり飯は食えないって事なので、ちょいと腹ごしらえ、以前廃墟と化してた日の出山荘が避難小屋的な使われ方をしてるって最近聞いたのでちょいと覗いてみました。 |
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相変わらずの廃墟ですがな、しかし入り口には強風時等に避難小屋としてお使いくださいとの看板が、鹿が入ってきちゃうので用心棒を使ってくれとも書いてあったので早速IN! 小屋の半分は廃墟の時の廃材が積み上がってて半分しかフリースペースは無いが、雨風は凌げる。 菓子パン一つと暖かいお茶を飲みさてそれでは出掛けるのだ! |
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トレースはゼロ、ガスで周りが見えないままヤビツ方面にラッセル開始! しょっぱなからの腰ラッセル、大丈夫か?これ? 取りあえず、様子を見るために降りるが、ガスっててわかり難いが見覚えがある地形を辿って行く、15分も進んだあたりだろうか(普段だと5分も掛からないあたりだと思う)このままだと新大日に着くのだって夕方になってしまうペースなので引き返す事にした、引き返す事にしたのだが、下りに比べ登りの腰ラッセルってのは大変だね、全然進まない、カンジキでもありゃ楽なのかも知れないが使ったことが無いのでわかりません、結局降りの3倍くらいの時間を掛けてやっとこさ日の出山荘に戻った。 今日は素直に大倉尾根を降ろう、オイラの力量だと確実に死んでしまうからね。 |
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大倉尾根と天神尾根の分岐に程近いテーブルで昼飯にする、結局大倉尾根往復という結果に意気消沈しながら玉乃光純米吟醸を飲む、ついでにお湯を沸かしてカップ麺を食いさらに降る。 だいぶ降りてから見上げるとやはり表尾根はガスってて何も見えない、ラッセルが無ければガスってても行けるんだけど、時間も時間だし独りだし。。。 |
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何人にも踏まれた大倉尾根は、下に行けば行くほど泥で汚くなっていったのであった。
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