平成20年2月2日
長尾尾根〜塔の岳ー丹沢山〜天王寺尾根    単独行

自宅の近くの高台から丹沢を見ると白くなっていた、こりゃ週末には遊びに行こうと思い、雪が降ってしばらくたってるしあまり人が入らない場所ってことで、以前塩水橋〜堂平ー丹沢山ー塔の岳〜長尾尾根を行ったときの逆コースを辿ってみることにした。

塩水橋の近くに車を停めいざ出発!時刻は7時30分
塩水橋から歩くこと15分で、県民の森の鳥居杉コース(雨量観測所方面)に入っていく。
ここはエアリア等には未だに記載されていない為か訪れる人はほとんどいない。
      
以前は↑こんな柵で囲まれていたが今は普通に入れるようになっていた。

←が今現在の入り口。
こんな鹿避け柵を乗り越える為の腐れ桟道も健在!おそらく以前訪れた(4年前)と同じ桟道だろう、しかしながらさらに腐れ度は増していた。
もっとも柵の内外に鹿の足跡や糞があったので、柵の内外両方に鹿がいるのか、この腐れ桟道を鹿も利用しているのかも知れない。


1時間も歩けば、雨量観測所に着く     

札掛方面に行き、途中で長尾尾根に右に入るのだ。

杉木立の中を雪を踏みしめながら歩いていき、数箇所の腐れ桟道を渡る、途中キュウハ沢への分岐点があるが、沢には行かずにそのまま札掛方面に向かう。

途中かなり小さなウサギの足跡を発見、まだ子供だろう、足跡だけでも可愛いのう。
塔の岳方面行きの看板が出てるので、ここで長尾尾根に入る。
高度を上げるにつれ段々と雪深くなり自分の足跡と、獣の足跡以外に先行者のトレース等は無くなり、途中膝上までも没しながらも快適な雪山トレックを楽しむ、以前は観られた霧氷はこの長尾尾根では今回は見られず、ちと残念。

もうちょっとで表尾根稜線ってあたりでかなり雪が深くなり、 
ちと難儀しながらも新大日に到着!さて塔の岳に向かうのだ!  

しかし、ここは表尾根今までと違いちゃんと踏み固められているので登りとなるとコチンコチンで滑りやすい、仕方なくアイゼンを装着。

お!霧氷発見!   

少しだけど華が咲いておりました、表尾根!
雪でも人気の塔の岳はこの賑わい、先ずは酒!1カップにて乾杯、その後お湯を沸かしカップラーメンを作成中オイラは山で決してやってはいけない失敗のひとつをやってしまった!そう、飲みかけの1カップを倒してしまったのさ、あぁあぁああああ。。。。
小屋に入って紙パックの酒を買うのも何だし、仕方が無い。。。

おにぎりとカップラーメンの昼飯を済まし次に目指すは丹沢山!時間はすでに12時45分こりゃスピードUPしないとイカンね、ここから先は表尾根ほど踏み固められていないだろうとアイゼンを外しスピードアップ!

次に目指すは丹沢山   

確かにそんなに踏み固められて無かった、しかし雪の量は多くなっていた。

誰もいない龍ケ馬場  

振り返ると塔の岳の尊仏山荘はもうあんなに小さい
はい!丹沢山到着13:40
おぉ!やっぱアイゼン外すと早いなぁ。
ここで10分休憩、ポットから暖かいお茶を出して一休み、久しぶりに来た丹沢山、みやま山荘が新しく綺麗になっていた。

みやま山荘 

           バイオトイレ
丹沢山からは宮が瀬方面に向かい、途中で堂平方面に右折し、さらに二股に分かれる、このどちらを降りてもかまわないのだが、以前逆コースで来た時に、塩水橋からひたすら舗装路を堂平まで歩いたのを思い出し、今回は天王寺尾根を下ることにした、時間的には大差は無いがこちらのほうが舗装路を歩く時間が少なくてすむのだ。
馬酔木の間を抜けてしばらく行くと、杉になる。
結構トレースがあるのでかなり歩かれているコースなのだろう、行きの長尾尾根とは大違いの人気だ、しかし人には会わなかったけどね。
こんな頼もしい矢印看板も!
祈ってくれ。
天王寺峠を過ぎた辺りから、次第に雪が無くなっていきしばらく行くと本谷橋に着く、つまりはここが登山口、ここから塩水橋までは舗装路を25分歩かねばならない。
まったく舗装路歩きほどつまらないものは無い。

塩水橋到着。
今日紹介したこのコース、車やバイクでのアプローチが殆どになるせいか人にはあまり会わなかった、特に鳥居杉コースから長尾尾根は地図に載ってないお陰で静かな山行を望む人には打って付けだろう、ただし健脚者向けです。
塩水橋出発 07:30
鳥居杉コース登山道入り口 07:45
雨量計観測所 08:25
長尾尾根分岐 08:55
新大日 11:30
塔の岳着 12:10
塔の岳発 12:45
丹沢山着 13:40
丹沢山発 13:55
塩水橋到着 15:50