平成27年7月26日
奥多摩 水根沢谷



このところ暑い日が続いていますが、我々は涼を求めて奥多摩の水根沢谷へ、初級の水根沢谷も一昨日の豪雨の影響で増水しており、中々手ごわい感じの沢にグレードアップしておりました。


今回のメンバーは、勝蔵、ギル、まこっチャン、ピーター、Oさんの5人
元SF出身のピーターは果敢に攻めて行き、無理やりなムーブながらクリアしていくのは流石だと思った。
この水根沢谷、普段は水と戯れる暑い日にお勧めの沢なのだが、今日は少し難しくなっているのだが、それでも勇猛果敢に取り付く姿は沢を楽しんでる様で、一安心。
一方Oさんは、水が水量にビビリ、少しだけへっぴり腰の様子。
ガンバ!



しばらく進むと、釜のところで白い顔して浮いている女性がいて、何だ何だ?
気絶しているのかと一瞬思ったが、どうやら釜を泳いで取り付いてあがろうと思っていたら、中々取り付けなくて体力を消耗し、ラッコ泳ぎのような状態で放心していた様だった。

この女性の状態を見てOさんまたもやビビる!
「私、巻きます」

といってるそばから、ピーター突入!
バッシャーンと豪快に釜に飛び込み、泳いで取り付き登っていく、Oさんをギルに任せて、マコっちゃん、勝蔵も後に続く、ピーター曰く、あれこれ迷うようなら、バーンと行ってしまった方が上手くいくらしい。

その後、Oさんは巻き、巻きを安全地帯まで見届けたらギルも飛び込んで取り付く、そんな我々を見ていた他もパーティーも飛び込んで取り付こうとしていたが、手こずって結局巻いていた、やはり水量が多くていつもより難しくなっているようだ。

巻くなら、右岸を巻いて懸垂下降、行くなら両手両足をステミングで這い上がっていく滝で、迷う。
トライしてみて駄目なら巻こう!
ギルが取り付き、断念。
ピーターが取り付き何とか這い上がる、水から少し出たところで滑って落ちる、「何だよもう少しだったのに(笑)」
どうするか巻くか?オイラが行くかと話していると、ピーターが抜けた、抜けたと言いながら戻ってきた、持っていたホールドはすっぽ抜けたのかと思ったら、なんと左肩が抜けたと言う。。。。

まじかぁ、じゃぁ撤退しましょう、その前に少し休憩、皆で落ち着こう。
この先は巻いて懸垂下降すれば大した難所は無かったように記憶しているので巻いて様子を見に行くも、増水しているため片手でいける感じじゃないので×
クライムダウンするにも片手では難しい、この水根沢谷左岸に仕事道が並走しているので、エスケープはそう難しくない、ただし片手で登れるかって点だけ。

ロープで確保しながらピッチを切って登ること4ピッチで無事、仕事道到着。
他のパーティーも皆此処で撤退している様子、少しビビらせてしまった様だ、仕事道を30分も歩けば奥多摩湖の駐車場。
一人じゃ着替えられないピーター、よく頑張ったね、次からは慎重に頼むよ!
その後、マコちゃんの付き添いで、都内の病院で治療を受けて脱臼した肩も無事に嵌ったピーターは翌日元々の用事があるので母国に里帰りなのだ、家族が心配しそう。。。でも又行きたいと言っていたので、また行こう!

今回も色々と勉強になりました。