平成19年2月4日
  金峰山(2.599m)            前夜発日帰り


ウイッス!
今回は今年初めての山、山初めとして本当は一月に新年会山行なるものをやりたかったのだが、やはり全員が働き盛りの下山塾、そうそう上手くは行かないのであった、そんで急に揃って休みになったオイラ(勝蔵)とテクノで金峰山にやってきた、テクノにも雪を少しでも慣れてもらおうと思い、でも雪少ないかぁとも思いながら、都内のテクノの家を2時半に出発。

途中、飯食ったり昼飯買ったりとしていた割りには、瑞牆山荘前に5時半到着、はてさて眠いし車中小一時間程まどろむとするか、この時期小一時間もすりゃ寒くて眼が覚めるってなもんで、自然の目覚まし時計なのだ。

さて行くか!6時45分無料駐車場を出発

7:35富士見平通過
富士見平を過ぎて一路、金峰に向かう。

テクノが雪山ってのは初めてなので(去年丹沢の雪は経験)心配はしていたのだが、暖冬の影響なのか、雪は少ない模様、しかも今日は暖かい、こりゃ気持ちの良い山行になりそうだ。


8:27大日小屋通過

大日小屋の屋根の積雪は、3年前と変わらない感じだったが、足元の雪は確実に少ない感じでした。


大日小屋を過ぎたあたりでアイゼンを装着。

9:05大日岩通過、大日岩で登山者とすれ違うと金峰から下りて来た登山者(単独)は、稜線付近は物凄い強風です、との事。
「本当ですよ、物凄い風ですよ」洟を垂らしながら言うその言葉にウソは無いと思うが、何故に其処まで何度も言うのか?
きっと俺たちが凄く頼りなく見えたのであろう、大日岩を過ぎてしばらく行ったところで休憩、南アルプスが綺麗に見える、今年の夏はアソコに行こうか。


     
砂払いの頭の手前で、強風に対する備えをする、以前来たときにもやはり長野県側からの風が強く難儀した記憶は鮮明に残ってる、考えてみれば冬の金峰って3度目だ、いつも風が吹いてると記憶してる、前回の強風を鑑み、またすれ違った登山者の心配そうな顔を思い出しながら、一枚多く着て出発!

稜線に出ると、やっぱ凄い風ですよオッカサン!
長野県からの強風で雪が顔に叩きつけられ、痛い痛い、強風でザックが右に押されて、それを補正すべく身体を捻りながら歩いたせいだろうか、数多いオイラのウィークポイントの中で最も弱いガラスの腰が痛くなってきた、んーちとマズイね。

もっともガンガンに風が吹いてるお陰でガスは皆無、良い景色を楽しみながら頂を目指す事は出来た、油断してると顔面に雪礫を見舞わされたりしながら先へ進む。

砂払いの頭から見た、南アルプス。          

  砂払いの頭で今回の試して見たいアイテム1つをデポ。
   
 
      しっかし、金峰山って砂払いの頭に出てからがチョイト長いね、五丈岩は見えてるのに中々たどり着かない、ふぅー!
        

    もう一頑張りなのだ

五丈岩にたどり着く、今回も結構疲れたなぁ、
しかし、周りの景色がそんなことも忘れさせてくれる。

五丈岩も雪は全然着いていない、前回は結構雪が付着していたので、やはり今年は雪が少ないのだ。



11:50頂上着

頂上からは富士山、八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、浅間山などの山々が一望できて本当に気持ちが良い、強風の為、風下の岩場で昼食の大休止。
地元のコンビニで買った喜久水で乾杯、熱燗が欲しくなるほど寒くは無いので冷でやる、最高だ!最高の景色を肴に飲む酒は最高なのだ。


以前来たときも此処を休憩場所にしたんだっけ、今日は暖かく風さえなければ本当に快適な日なので、風の吹かないこの岩陰は快適そのものなのだ。

しかし、岩陰から出て撮影しようとすると、これこの通り、テクノがやられてます、横殴りの強風が雪を舞い上がらせて容赦なく顔に叩きつけてきます、イテテテテテ!
1時間以上頂上に留まり乾杯して飯が食えたのも今日が天候に恵まれた日だったからだ。
13:00頂上発
13:35砂払いの頭通過、15:30富士見平通過。

その後サクサク下山し、16:00駐車場着。

今回、試しにミニスキーなんぞを持って来てあるので、デポしといたスキーを砂払いの頭で装着したのだが、こりゃ無理だ、危険です、急斜面の樹林帯は無理でした。
かといって踏み固められてない場所はもぐっちゃって滑れないしチョットは楽しめるかと思って持ってきたが無用の長物でした。
しかぁーし、我々は下山塾なので色んな下山スタイルを考案していっちゃうのだ、第2弾はソリ。
テクノがザックに着けていたあのソリだ、アレを使いシリセードをもっと簡単に効率よく行おうってもの、さて如何に。




富士見平からの富士  
           
おぉこりゃ結構な緩斜面でも使えますがな、なだらか過ぎて止まった時はなんとなく物悲しいが、そこはご愛嬌、コレは使えるね軽いし。
ソリを使ったり、グリセードしたりしながら下山を続けるが、結局今回も前回と同じ、登り5時間、下り3時間、宴会1時間の合計9時間だった、雪不足が下山時の大幅な時間の短縮に繋がらなかったようだ。
時間 場所
06:45 無料駐車場出発
07:35 富士見平着
07:45 同上発
08:27 大日小屋通過
08:40 アイゼン装着
09:05 大日岩通過
10:37 砂払いの頭
11:50 金峰山山頂
13:00 同上発
13:45 アイゼン外し
14:30 大日岩、小休止
14:40 同上発
15:30 富士見平通過
16:00 無料駐車場到着