平成18年9月10日
丹沢 水無川水系セドの沢左俣


ハイィー!
今回は下山塾始まって以来の大人数での沢旅で、メンバーは、やまぶし(顧問)、ケン(塾長)、ましらの勝蔵、マンモス西、サイ(共に塾生)の5人の大所帯である、天候は快晴なので非常に暑い、9:45戸沢発、先ずは本谷から入渓しF1を越えたところで右に入るとセドの沢になる。
因みに顧問は3年ぶりの沢である、マンモスは2年ぶり、サイは2回目。

ゾロゾロと本谷目指して歩いていく。     

余りの暑さに早くもマンモスがずぶ濡れになってクールダウン、まだF1でも何でも無いところである。

  
気持ち良さそうなので、ケンも勝蔵も釜に飛び込みクールダウン。

顧問はとっくに先に行ってしまった、今日もハシャギすぎか?
人数が多いのでいつもよりは時間が掛かるだろうから余り遊んでばかりはいられないのである。
  

本谷F1に到着。
  

此処、本谷F1は右岸に巻き道&鎖があるのでそいつを利用し登り、落ち口だけ普通に登る。
 

F1を越えればいよいよセドの沢である、此処セドノ沢左俣は大小17の滝があって総て直登可能、初心者でも楽しめるだろうと、ガイドブックに記載されているので、初心者サイも今度は楽しめるだろう。

   
セドノ沢F1は水流沿いを登り、F2は右から登る。
   


 
二俣から左に入り左俣遡行開始
小滝の連続で非常に面白く、気持ちの良い遡行になる。




  
それにしても顧問のやまぶし、全然沢も山もご無沙汰だし、ウェイトはかなり増えているのに、体が覚えているのか、結構なスピードでクリアしていくところなんぞは流石だと思った、またサイも前回のおっかなびっくりな感じは余り無く結構果敢にチャレンジしていた。

気持ち良すぎて寝るやまぶし、寝返り打つと死んじゃうよ。  
  
               チョイ休憩

    

核心部、13mの大滝      
    

大滝は、水流の右を直上したのだが、最後の落ち口のところがいやらしくチョット怖いので動けなくなった、ササッと行っちゃえば行けたのかも知れないが、行けなかった場合落ちてしまうし、仕方が無いので残地ボルトにシュリンゲがぶら下がっていたのでセルフビレーし考える、するとやまぶしが高巻いてお助けヒモを出してくれると言う、まぁ取りあえずお助けを待つことにしようと、余裕をかましていると見えてきた、今まで見えなかったルートが見えた!というと大げさなのだが、何のことは無い右に登っていけば登れるのだ、冷静さを失っちゃアカンね、ケンがよそ見をしている間に登ってしまったため、ケンが上を見ると勝蔵の姿が無い!落ちたかと思ったらしい、ご心配掛けました。
やまぶしが来る前に登れてしまった、お手数掛けました、無駄な手間を取らせてしまって悪い事したなぁ。

高巻き中のやまぶし。    
   

 
その後は、ザイルを出しマンモス西、サイ、ケンの順で上がる。

   

   

その後大岩を過ぎ、8mの滝のところで多数の登山者が写真を撮っていた、このためここを書策新道が横切る白滝の滝と勘違いし、でも白滝の滝にしては地形が変だ、やはり本流の8mの滝ではないか?と言う事で色々考え、相談し分からない場合は分かるところまで出てみようって事で書策新道からの巻き道を登ってみることにした、そしたらやはりさっきの滝は8mの滝で正解、まだまだ修行が足らんと書策新道沿いの白滝の滝(ホンモン)にて身を清める塾生たち。

     
          なんか流れている感じ。

     

そんな精進に励む塾生たちを横目になんとコンビニで買ってきたフライドチキンを頬張る、やまぶし(顧問)。
沢で、いや山でフライドチキンを食ってる人を始めて見た瞬間だった、でも美味そうだ、そうだよなおにぎり買うならフライドチキン買うのもOKだよな。

というわけで、書策新道と沢の交わるところで13:00。
ランチタイム!
乾杯しおにぎりやカップ麺やフライドチキンを食らう。
此処からまもなく水も無くなり暑くなるかと思いきや、適度に曇ってきたので快適に涸れ沢を登っていく。
        


涸れた沢は岩は脆いが、快適に登れる涸れ滝ばかり、ある枯滝を上り詰めたところに小さな巻貝がいた、生きてるようだが水が無くても平気なもんなのかね?
源頭部のガレが赤土に変われば稜線は近い。

上り詰めた稜線にて、今回のメンバー5人衆。    
上り詰めた場所は、木の又大日と新大日の間の稜線、帰り道は沢山ある、左に行き塔の岳に登って天神尾根で戸沢に帰るもよし、右に行き書策新道を下るもよし、その先の政次郎尾根を下るもよし、総て戸沢にでるルートなので好きな道を下ればよい。

    まだ斑紋が取れていない小鹿に遭った。
     
さて下山開始、政次郎尾根を目指す。

   
書策小屋はすでに廃墟と化してました。

ハイ、戸沢到着16:45、お疲れ様でした。
今回始めての大人数での沢、思っていた以上に時間が掛かるもんだという事を実感いたしました今後計画するときの参考になりました。

セドノ沢左俣お勧めです、非常に面白く、綺麗でバランスの取れた沢だと思います。

さぁ水無川で沢靴のドロを落としたら、着替えてから秦野のなんつっ亭にGo!