平成18年8月6日、7日  
谷川岳馬蹄形縦走        前夜発1泊2日、単独

           チース!
今回は、1泊2日で谷川岳馬蹄形縦走って奴をやってきました、前夜にマイカーで土合入りし車の中で酒を飲んで寝る、こういった場合、後部座席(セカンド、サードシート)がフルフラットになるミニバンって便利だね。
翌朝、白毛門から入山する、今回の馬蹄形概念図、実は以前白毛門から入って赤倉沢を滑ったときにこの看板を見かけて気になっていたコースだったのだ。
予定のコースは、白毛門から入り、笠ケ岳、朝日岳を経て清水峠でテント泊、二日目は七ツ小屋山、茂倉岳、一ノ倉、オキ、トマの予定。

6:00土合駅前を出発!
6:10白毛門、いよいよキツイのぼりの始まりである。
            左手に谷川岳東面の岩壁を見ながら一本調子のキツイ登りを続ける、天気は快晴!それゆえにやたら暑い、しかも途中小屋も水場も無いため水を3.5リットル持っているため結構重い。
             松ノ木沢の頭まで来ると、突然展望が開けて目指す白毛門が良く見える、当然日差しを遮るモノがないので更にヒートUPしていくのだった。
           50分歩いては10分の休憩のペースを守りつつ重い身体を引っ張りあげていくといつの間にか、白毛門の名の由来ともなったジジ岩とババ岩と同じ目線まで上がってきていた、頂上はもう直ぐだ、腹も減ったがもう一頑張り。
            9:30白毛門頂上到着。
余りに腹が減っていたので、おにぎりを一つ食らう。
頂上は風が吹きに吹き抜けていて結構気持ちイイ。
9:40白毛門を後にし、笠ケ岳を目指す。
        笠ケ岳への道は、以前残雪期に通ったはずなのだが、全然様子が違うっていうか、やはり雪があると歩きやすいものなのだと改めて実感、下草や枝などが生い茂り、こいつ等雪ノ下で潰されずに生き抜いてきたのかと思うと、感慨深いモンを感じながら歩いていく、しかしスキーって大した発明だよな、ここを左にダイブすると赤倉沢、ここからは未知の道のりなのだ。
          

        
10:40笠ケ岳到着、お湯を湧かしカップラーメンの昼食をとる。
日曜日という事もあるせいか、谷川岳エリアの中では人気が無い山域の為か人が殆どいない、此処ですでにカップラーメン分と合わせて水を1リットル消費した、あと2.5リットル。
テント泊予定地の清水峠には水場があるらしいので、まぁ大丈夫でしょう。
11:20笠ケ岳を出発する。
         笠ケ岳の避難小屋、そういえばこっちの避難小屋ってカマボコ型が多いような気がするけど、なんでだろ?
         朝日岳に向う途中、小烏帽子、大烏帽子を越えたあともギザギザの小ピークが連続しておりとても2000m未満とは思えないような道が続く、もうそろそろ頂上かと思われるところに湿原なんぞがあったり、ここってもう少し人気が出てもおかしくない山なのでは?と思っていると、頂上到着!

        

        
ハイ頂上到着12:35

2グループ位休憩をしていたが、どうやら白毛門に向う人達と、宝川温泉方面に向う人たちのようだ。
ここで少し長めの休憩を取る。

朝日岳頂上付近は池塘が点在し、今までの山とは違った、何やら優しい感じというか、女性的というかそんな綺麗な様相の山頂だった、高山植物も多く、ガラにも無く花を撮ってると、オッサンに花について話しかけられたのだが、全くワカランチンなので知らないのだと言ってるのに、延々話掛けられた、すんませんオジサン、オイラはアザミとニッコウキスゲ位しか知らないんです、帰ってから日本の高山植物で調べてみようかと撮ってただけなんです。
        

        
       朝日岳北面の湿地帯
     12:50朝日岳を出発する。
        
途中見かけた道標、巻機山へは難路、道ナシって、     
それって難路って言うの?だって道がないんでしょ?     

     目指す清水峠は、はるか彼方。
         しばらく行くと、熊笹だらけになったのだが、綺麗に道を切り開いてくれていて歩きやすいのだが、油断していると切ったササの茎が滑ってそれはそれで歩きにくいこともあった。
しかし朝日岳からの長い長いダラダラした下りには疲れた、かなりキツイねこりゃ。
            
14:40本日の幕営地到着!      
手前が避難小屋、奥の立派なのがJRの監視小屋      

避難小屋に泊まっても良かったのだが、カビ臭い暗い小屋よりはテントの方が居心地は良かろうと、避難小屋裏手の広場にテントを設営する。
          清水峠から歩いて4分のところに小沢があってここの水が飲めるらしい、残りの水は1リットルになっていたので水汲みに出掛ける、水汲みの後、洗面&軽く水を被ってクールダウン。
    しかし、よく歩いたもんだ、テクノとニャゴヤがテント泊山行をしてみたいというので下見も兼ねてやってきたのだが、このコースはキツイね多分、夏じゃなければいいのかも知れないけど、まぁ他を考えよう。
夕焼けを眺めながら、山の酒「大雪渓」を飲む、次は三岳&スッパイマン。
        
清水峠に只一人の画          
  
酒も飲んだし、飯にするかと、α米&レトルトのカレーを作って食う。
        夕食後、少し酒を飲みながらゴロゴロする、さてソロソロ寝ますかね、やることないし。
夜中に風の音で目が覚める、結構な強風だ、念のためテンションロープ等を点検するが問題ナッシング、寝る、テントが揺れて目が覚める、寝る揺れて目が覚めるを1時間周期で繰り返しながら朝を迎えた。
         巻機山の向こうから朝日が昇った、4:35起床、飯食ったりテント撤収したりと何かと時間が掛かり5:45清水峠を後にする。
        さて、今日は七ツ小屋山、蓬峠、武能岳、茂倉岳、一ノ倉、谷川岳と縦走する予定だ、清水峠から武能岳までの道は全くと言っていいほど下草が刈られてなく、熊笹で下半を濡らしながら歩くことになった、カッパ履くのも暑いし、まぁイイかって感じだったのだ。
          
大源太山、         
上越のマッターホルンの異名を持つそうな。         

七ツ小屋山山頂、小屋の跡は不明也。
                     これこの通りのササっぷり、時には胸くらいまでの草を掻き分けながら進んでいきます、でも道が無いわけではなく、よく見るとほんの少し窪んでいるところがあるので其処を掻き分けて歩くのだが、足元が全く見えない為にたまに、すっ転びそうになったりします。
あと、こんだけ草深いと一本立てる気にならないね、ザックおろして水だしたりしてるうちにザックにムシが入りそうだし、そもそもザックそのものを見失いそうだし。
           ザワザワと草を掻き分けながら進んでいくと、ようやく蓬峠に到着、蓬ヒュッテには立ち寄らずに峠で休憩。
7:45蓬峠出発
   8:35武能岳到着、今日も暑い。
日差しが強くてやたらと水を飲んでしまう、今日は帰るだけなので水は昨日よりも少な目の2.5リットルのみ、が此処ですでに1リットル消費、まぁいざとなりゃ芝倉岳の避難小屋そばの水場で汲もうと思い、気にせずに水を飲む。
いやぁ結構歩いたね。
          
笹平より茂倉岳方面を見上げるも、幾重にも重なり頂上は見えず。     
武能岳を8:45出発
此処から笹平までは急激に下り、更に笹平からは標高差350mの芝倉岳への急登が始まる、正直この登りはキツかった、登っても登っても茂倉の頂上に着かない感じがして、ここはマジックマウンテンかよ!って突っ込みを入れたくなるほどだったね。
          

          
やっとこさ茂倉岳到着、10:45
とりあえず休憩。
残りの水は1リットル、茂倉岳の避難小屋は少し下ったところにある、どうする?俺?って感じで迷ったが、1リットルあれば後は一ノ倉と両耳だけなので汲みには行かずに出発することにした、芝倉から一ノ倉岳までは鞍部を越えて20分ってところで着く。

         
一ノ倉岳頂上の避難小屋、1〜2人用           
一ノ倉岳頂上で休憩をしようとすると先に到着していた爽やかな青年に声を掛けられる。
「この先、茂倉岳まではキツイ登りはありますか?」と。
キツクはないを伝え、話を交わしていると、これから土樽に下るらしい、オイラのコースを伝え、互いの無事を願いつつ頂上を後にする。
           一ノ倉からの急な下りを終え、ノゾキの一歩手前で小休止、スニッカーズを食べる、水は後700ml大丈夫、絶対にもつね。
          
ノゾキ              
ノゾキからは後は楽なモンでオキの耳を経てトマの耳に歩いていると、向こうから来たおじいさんが「やりましたなぁ!遂に。オメデトウございます」と言ってきた、何がですか?と聞くと、谷川岳トマとオキの2山制覇ですな!だって、苦笑いしてトマに向う。
トマの耳は人だらけで休憩もままならないのでそのまま肩の小屋に向う事にした。
           しかし肩の小屋に向う途中でガスって来て、白毛門も何も見えなくなりやり遂げた感慨に浸る事もままならず、小屋でビールを注文し一人祝杯を挙げる、その後カップラーメンを食い、どの道で下るか迷ったのだが、今朝から右膝の調子が悪いので大事をとって天神尾根を下りロープウェイにてエスケープする事にした。
13:10肩の小屋出発
           

              
もっとも、天神尾根を下ろうが、他を下ろうが一時間しか違わないのだが、まぁ雪道しか歩いたことが無い天神尾根を夏に歩くのも一興だろうと重い足を動かす、ザンザ岩だとか、天狗の踊り場だとか雪に埋もれてて気がつかなかった処が結構あるね、しかもキチンと木道で整備されている、歩きにくいけど。。。
             ハイ、ロープウェイ駅到着、此処から土合へはラクチンポンで到着だ。
土合駅で車に乗ろうとすると駅からさっきの一ノ倉で出会った爽やか青年に出会った。
「土樽から戻ってまいりました、遂に馬蹄形をやり遂げたんですね。」と熱く話しかけてきた、もっとも俺のほうは最後はロープウェイなので熱くもなれず、挨拶してわかれた、今度は彼がテント持ってやってみるらしい、がんばってね。

 今回の山行で思ったことは、水場、もしくは山小屋の存在のありがたさだね、谷川岳の奥のほうに人が余り入らないのはそういった事がたぶんにあるような気がする、朝日岳の北面の湿地帯なんて結構素敵な場所なのにも関わらず人を見かけない、もっとも人がいないってのが魅力っちゃー魅力なのでそれはそれで良いのかもしれない。