平成17年12月18日  谷川岳 前夜発日帰り

 平成17年も終わりを告げようとしている今日この頃、下山塾のささやかなる忘年会が谷川岳山麓で開かれたって、2人だけじゃネーかよ!
仕事の関係で皆の衆が集まらず、去年に引き続きのケンと勝蔵の2人だけの忘年会と相成ってしまった、東京を夜9時過ぎに出て、俺達の常宿「谷川岳ロープウェイ駅」に12時過ぎに到着!
 皆、寝しずまってると思いきや、やたらハイテンションの中年パーティーが宴会をしていた、傍らではうるさくて寝れないのをアピールしながら寝返り(もんどおり)をうっているが、全く効果なし!それでもそのパーティーは意地でもシュラフに包まっていた。
 宴もたけなわで、いよいよ、声は大きくなるばかりなり、そのうち一人のオッサンがピカピカの登山靴(推定未使用)とピッケル(推定未使用)を手に取り武勇伝を語り始めてるのだが、ボロが出すぎてて面白い、それにしてもうるさいねぇ。。。
 こちとら、カキピーの袋を開けるのでさえ気を使ってるってぇのに、全く意にかえさない馬鹿笑いっプリで騒ぎまくるオッサン達、まぁお陰で俺達が目立たなくていいけどね、話してる内容もウソっぽくて笑えるし。
うるさいパーティーが宴会を終えたのは、1時半過ぎ、寝てからは鼾で起きてるときよりよっぽど煩いんだけど、まぁいいや。
俺達が慎ましやかに忘年会を終えたのは2時過ぎだね、外は大雪が降っている、何でも今世紀最大の寒波がやってきてるらしい、ん?まてよ今世紀ってたったの5年じゃん。
朝、気持ちよく目覚めると、外は大雪なり、ラッセル必至なので今日はロープウェイを使い行けたらトマの耳、西黒沢を滑降しようと企てるが、果たしてどうか?積雪のため、ロープウェイ&リフトは運転を見合わせているらしい、取り合えず飯でも食ってまってるかな。
ロープウェイが動き出したので、片道キップ(値上がりして1.200円)、新型の22人乗りの高速化なったはずなのに雪で徐行運転のため以前のオンボロロープウェイより遅い体たらく。
さて、雪降るなか出発しましょうか、先ずは膝下ラッセルの始まり始まり。
進むにつれ、腰ラッセルに移行する、はぁ、きついねぇ。

時折、腰まで没しながらトップを切るケン、フカフカの深雪乾雪なので、中々進まない。

やっとこさ、稜線にたどり着くが、降雪のため辺りの様子が分からない、ルートを確認していると、何やらはるか前方で動く人影を発見、しかし何処に向かっているかは不明、しばらく見ていると、どうやらこっちに向かってきているらしいが、一向に近づいてくる気配なし。ラッセルで相当苦労しているようだ。
3人くらいのパーティーに見えたが、実際には10人近くいるパーティーだった、相当団子になってラッセルしてたんだな、そのパーティーは天神山から来た模様で下山している。
テント張って雪訓しているほかのパーティーの情報だと、この先の避難小屋辺りは雪崩の危険がありそうだとのこと。
んじゃぁ、ここら辺から西黒沢でも滑降しようかと様子を見るが、なんかやばそう、色々考えたが撤退することに決めた。
コレが勇気ある撤退なのか、只軟弱なだけの撤退なのかは判断が難しいが、日帰りの装備だし明日は仕事があるのでやっぱり色々考えてしまうのである、帰りも同じルートをたどっているにも関わらず腰まで没しながらの行軍だ、くだりはくだりで腰まで没すると前に手をつけないから抜け出しにくいねぇ、で、何とかかんとかロープウェイ駅まで戻る。
この後どうするか?
ゲレンデで遊んでも仕方が無いので、降りることにする、板履いて田尻沢を滑ろうと思ったら、な!なんと立ち入り禁止だって、当然突破しようと試みるが、監視員の眼があって中々思うように行かない、しかも田尻沢の中にも圧雪作業をしている作業員&監視員がいる、仕方ない、ロープウェイで降りるか。。。
    
完全な敗退、敗退?敗退云々以前に何もしていないのがそもそもの敗退だよね。
       
結局、今日一日何もしていない事にあたかも阿呆の様に呆然とするケン。
これじゃロープウェイで雪を見に来た観光客と全く変わりがないではないか。。。
 今回は、忘年会山行ということもあり、全く無理をしないってのがコンセプトにはあったのだが、気が付いてみればロープウェイで往復して、ちょっと雪遊びしただけの忘年会になってしまった。
まぁそれはそれで思い出深いちゃぁ思い出深いがね、年明け2月か3月にもう一回此処に戻ってくるぜ!リベンジって奴よ、I'll be back なのだ。