平成17年6月27日  葛葉川本谷


 突然休みになった、はてさてどうしよう、バイクの調子を診に行こうか?だったら何処に?山か沢か?突然調子が悪くなっても大丈夫なように246沿いから近いとこ、考えてみると葛葉があるじゃありませんか、沢だけなら奥多摩のシンナソーとか気になってたんだけど、山の中で動かなくなったら嫌なのでアプローチの近い葛葉川に決定。
 葛葉の泉の横にバイクを停める。

10:15早速、入渓!
空梅雨で暑く水の冷たさが心地よい、この沢実に2年ぶり、前回も梅雨の晴れ間に来たんだっけ、足慣らしにはちょうどいい沢だね。
 でかい蜘蛛の巣をぶっ壊しながら進む、御釈迦さん、巣は壊したけど、蜘蛛は殺してないからね!

 この葛葉川、こんなに小滝があったっけ?ってー位、小滝が連続する、入渓してすぐに連続で現れる、しかも総て直登可能、いいねぇ。
 難を言えば、泳げる釜が無いことかな。

横向ノ滝、白山書房の東京周辺の沢のガイドブックではこの滝が板立てノ滝、この沢一番の悪所とガイドブック等には記載されてるが、横向ノ滝の間違い、まぁ特に悪いって感じはないですな、他が簡単すぎて、比べると悪いという事なのか?と勝手に納得。

この滝のほうが難しかったなぁ
これが板立ての滝

 登りきると、真新しいボルトが2つ、ゲレンデとして練習してたんだろうなぁ。
 何年か前にはオイラと塾長も練習しに来たっけ。

ここは、上を林道(太平橋)が横切っている曲がり滝、別にこれといって難しいところではない、林道が出来る前は難しかったんだろうけどね、ここは左岸を登った。

橋を超えると、また小滝の連続、CSを越えて富士形の滝を越えて、大滝(名前負け)を超えると、ちょろちょろ流れになってきます、このちょろちょろを登りきるともう水は見えなくなる、ってー事は此処から暑くなるってことですな。

最後に見た水、お湿り程度だけど。

水が涸れたところで、スパッツ&グローブを脱ぐ

 源頭を目指して、涸れた沢を上り詰めていく、と左に踏み後の付いた草付き帯が現れたので、進路をそっちに変える、暑いよぉ。

草付きをヒーコラ登ってくると、すぐに登山道に出る、後はここを20分も登れば三の塔頂上に出る予定、登山道は日陰なので涼しいく中々気持ちが良い。

神奈川には13種類も蝉がいるんだって、知ってた?

頂上は毎度の事ながら凄い風、合羽の上着を着て、チューハイで乾杯、おにぎり&ラーメンの昼飯を食べる。
 山頂はガスってて眺望はなし。
12:15着、13:00出発

三度目の正直、今日こそは日本武尊の足跡を拝んでやろうと、二の塔から葛葉の泉には直行せずに、菩提峠経由の遠回りにはなるが行ってみる事にした。

 藪を覚悟してきたが、なんのなんの、ちゃんとした踏み後が付いてるじゃぁあーりませんか。
これなら、何の憂いも無く足跡見物が出来るってなもんだい、で足跡はあっち→の看板、え?どっち?矢印方向に歩いていくと、ありました、ありました。

これが日本武尊の足跡。

お!俺と同じ足のサイズか?

並べてみると、ほらピッタリ。
      
んで此処に能書きが書いてあった。

なんでも、日本武尊が16歳の時に、熊襲を蝦夷までやっつけに行く時に、二の塔(菩提山)経由で大山に行こうとしたときに、水が欲しくて岩を踏み抜いて水を出したって伝説らしいよ。
 簡単にいうとね。

しかし、こんな山の中によく見つけたもんだ、そしてそれを、よくこじつけたもんだ、凄い!凄いぞ地域パワー。。。

ヤマトタケルノミコトの足跡を観光後、一路菩提峠へ向かう。

 菩提峠までは二の塔から、約30分、でも此処から葛葉の泉までは舗装された林道を50分歩かなきゃならい。 
 舗装林道歩きは疲れるが、鳥や虫の鳴き声がしてそれはそれでまぁ、良かったかな。
14:30葛葉の泉到着、お疲れ様でした。