平成十一年十月十日
檜洞丸(1600m

日帰り、天候は晴れ、塾長と俺の二人組


 舗装された林道歩きを小一時間、広河原で林道が大きく右に回るところで
左岸から彦右衛門谷に出る。

 結構幅の有る谷底で大きな堰堤が幾つも有る、5〜6個の堰堤を左岸に
取り付けられた梯子を使って越えていく、崩れやすい足場のゴーロ歩きで
結構体力を使う、F-1は水量が少なく本来ならば水量が有ると思われる右壁
を直登する、この沢は全体的に大きく崩壊が進み中流部の4mの滝や
20mのナメ滝は埋まっており判別が難しい。

 F-2(8m)は塾長が右岸の草付きを直登、崩れやすいホールドで苦労して
いるようなので俺は左岸をトレースするもののスタンスが厳しくなり高巻きに
変える。

 ゴーロとザレの斜面の上にいて沢床に降りるのが難しくなり段々上へ上へと
追いやられる、こうなればもう上に行くしか無いと、登り始めるとすぐに大きな
崩壊地にでる、今までザレ場だった為登り難かったが岩がある為登り易く
ぐんぐん登っていくと、足場と手懸りが崩れ始めた。

 悪戦苦闘し必死に登っていくが崩落多数、手で手懸りや足場を掘って進んで
行く有様、決死の覚悟で気合諸共何とか脱出成功!

 約二時間にも及ぶ死闘で体力は後僅か、獣道に入って稜線に取り付き、
後はひたすら上に登るのみ、やっと山頂に着き短めの昼食を取り直ちに下山、
ブナの巨木のなかを歩く、熊笹の峰分岐を右に折れてサクサク下山、
物凄く疲れた登山でした。

地点名

時間

日陰沢橋

8:00発

広河原

8:45着→9:00発

F-1

9:45着→10:00発

F-2

11:00着→11:15発

稜線上

13:00着→13:10発

檜洞丸

14:00着→14:40発

熊笹の峰

15:10着→15:20発

日陰沢橋

16:30着

登山後記

 今回、遡行した彦右衛門沢は、古く檜洞丸の登路という事で、遠い昔を思わせる
登山になるだろうと期待していたのだが、、、
しかし渓相は大崩壊でザレ場と足場の不安定なゴーロの連続で遡行価値は
少なくても俺には無いって思ったね。

 今回の山行の反省点は、ちゃんとした装備を揃えましょうということ、
シュリンゲ、ロープ、カラビナ、8環、スワミベルト、ヘルメット等

 彦右衛門沢はもう二度と行く事は無いだろう、後百年もしたら面白い沢になるかもね。