平成十一年二月二十日
丹沢主脈縦走
一泊二日、天候二十日→晴れ、二十一日→曇り
塾長と俺の二人組
秦野からヤビツ峠行きのバスに乗るが、冬期運休の為蓑毛止まり、
春岳沢沿いの道でヤビツ峠を目指す。
ヤビツ峠を過ぎ、富士見山荘で一服、俺が甘酒、塾長が缶ジュースを飲む、
気温はやや高め上着を脱いで一気に二の塔を目指すが、キツイのぼりが続く。
二の塔で昼食を摂る、更に歩くと三の塔から塔の岳への尾根道の全容が見えた、
烏尾山→行者岳→書策小屋と順調に歩く、空がチョット曇ってきた、書策小屋で
一服つけるが休業中の為、表のベンチで休む。
新大日を過ぎてしばらく行くと、何故か牡鹿が我々の後をついて来た、
多分2歳〜3歳位の立派な角の持ち主で、俺の直ぐ後を歩くものだから
尻を突付かれやしないかとヒヤヒヤしながら歩く、結局木の又小屋の表で
林檎を齧っているオッサン目掛けて突進していったのを幸に足を速める。
尊仏山荘に着いたとき左に見える富士山の左肩に落日をみた。
二日目は6:00起床、御来光を拝みのんびり朝食を摂り、出発、
積雪があるお蔭で歩きやすい、塔の岳→日高→竜が馬場→の道のりは
本当に気持ちが良い、竜が馬場で休憩、空が紺色をしていた、
丹沢山のみやま山荘で塾長がトイレを拝借、俺は表で一服、
不動峰→棚沢の頭→鬼が岩の頭→蛭が岳と進む、蛭が岳で昼食、アイゼンを
外す、外では雪が本降りになって来た。
出発後直ぐに急坂(下り)が続き改めてアイゼンを着ける、原小屋平にて一服、
バスの時間に間に合わせる為走って下山した。
地点名 |
時間 |
蓑毛 |
10:10発 |
ヤビツ峠 |
11:15通過 |
二の塔 |
13:00着→13:45発 |
三の塔 |
14:00通過 |
書策小屋 |
15:30着→15:45発 |
新大日 |
16:00通過 |
塔の岳 |
17:00着 |
二日目 |
時間 |
塔の岳 |
8:00出発 |
竜が馬場 |
8:30着→8:45発 |
丹沢山 |
9:10着→9:30発 |
不動峰 |
10:00着→10:10発 |
蛭が岳 |
12:00着→13:00発 |
原小屋平 |
14:00着→14:10発 |
姫次 |
15:00通過 |
焼山 |
16:00着→16:10発 |
焼山登山口 |
17:30着 |
登山後記
初めての泊まりの山行であるにも関わらず、すべて順調、本当に楽しい登山だった
アイゼンを使用するのもはじめての経験。
二日間とも塾長のスピードが上がらないお蔭で着いて行くのが楽だったせいもある
かも知れない、朝晩の塔の岳からの眺望は素晴らしく、特に夜景で言ったら香港よりも
ロサンゼルスよりも綺麗だと思う、(勿論俺が知る中では世界一)
朝の御来光は雲に邪魔されて日輪を見ることは出来なかったが、後を見れば
富士山が朝日に輝いていた。
竜が馬場の辺りは本当に気持ちが良くずっと寝転んでいたい居たかった、
不動峰を過ぎた辺りでアイゼンを試す、思ったよりも歩きやすいと思いきや、
岩場ではやはりてこずった、蛭が岳を過ぎた辺りでスピードアップの為アイゼンを外すが
すべる為着け直す、雪が無くなりまた外し、焼山を過ぎた辺りからバスの時間に合わせ
駆けに駆けまくる。
登山口のバス停に着いたのはバスの発着二分前!急いで合羽を脱いでいると、
先にバス待ちをしていた爺さんに「上手く降りてきたね」と褒められた。
バスの中でスキットルでウイスキーをチビチビやっていると橋本駅に到着、
お疲れ様でした。