平成十年十二月六日
乾徳山(2,016m)

日帰り、曇り時々晴れ、塾長と俺の二人組

 林道の右手にある登山道を入ると小さな鳥居がある杉林の中を
オソバ沢沿いに登り、林道を横切り更に登っていくと銀晶水の水場に出た、
小休止してから沢筋を離れジグザグの尾根道を登る、
林道を二回横切って白樺林を抜けて錦晶水に到着、
水を汲んでいるオヤジ達を横目に一服つける。

 錦晶水からなだらかな道を行く、カヤトや白樺が点在する
「国師が原」の草原に出る、真っ直ぐに草原を進み空松林の中を進むと
小石混じりの急登になり、この辺より積雪が目立ちはじめる。

 稜線に出ると道満尾根とぶつかり扇平に出る、遥か雲海の向こうに
七合目より上の富士の頂が見えた、上空は快晴で陽射しが強い。

 山頂へは左手の樹林帯を進む、尾根が痩せて来て岩場の目立つ
急登になる、木橋や鎖場を抜けると、山頂直下の天狗岩に達する。

 一枚岩の部分で高さ約30メートル位、降りるときには更に慎重に
降りなければならない。

 山頂は花崗岩の巨石が積み重なって出来ている、三百六十度の展望を
期待していたのだが、ガスが沸きあがっていた為展望はきかず、
強い陽射しの下、雪の上で昼寝をする。

 下山は扇平まで戻り道満尾根を下る、カヤトのピークを進み間もなく
樹林帯の下降となる、道満山(1314,1メートル)を過ぎると急坂になる。

 徳和峠を越えて登山道に出る。

地点名

時間

徳和

8:00発

銀晶水

8:35着→8:50発

錦晶水

9:30着→9:50発

扇平

10:40着→11:40発

乾徳山

12:35着→13:00発

扇平

13:45通過

道満山

14:45通過

徳和

15:35着


登山後記

 雪の上で昼食を摂ったので(しかも一時間も)尻が冷たかった、
次回からは何か敷物を持っていこうと心に誓った、
扇平での一時間にも及ぶ昼食はかなり充実した物だったが、
のんびりしすぎた為、山頂に到着した時、先に着いていた人達に
三十分前まではガスも無く三百六十度の展望がそれはそれは絶景だったと
言われてチョット残念な思いをした。