平成十五年十月四日           (日帰り)
丹沢水無川水系 源次郎沢


 今回は、新人のモンブラン(沢は2回目)と源次郎沢に行って参りやした、前回モンブランが小草平で使用した草鞋は、ノーメンテナンス(干し忘れ)の為、ナットキナーゼに満ち満ちていて、大豆でも入れとけばそのまま納豆になったのでは?と思えるぐらいの発酵っぷりで、出だしから危うい感じだ。
大丈夫か?

 履くだけで、精神的激痛が走るのか?完全にあっち側に行っちゃってるモンブラン。
 履いてる途中で、草鞋の紐が腐って千切れてました。

 大丈夫なのか?

クライミングジムで自主トレして来た甲斐があって、前回よりは少し安心してみていられるようになりやした。

少しだけな。
                 


         
         

               

 源次郎F4です、此処はホールドもしっかりしているので左壁を登り最後は水流沿いに行くのが最も確実簡単なルート。

 しかし、モンブランはF4、10メーターの滝にちょいビビリ気味の様子だ、だが登ってみると大した事は無く、少し自信を付けたようだ。

           
          

 二俣を過ぎ、4M、5Mの滝は左から越える、此処でモンブランは気づいた!
 4〜5メートルしかなくても恐いときもあるって事に。
       




 水は中流部からなくなります。 
           
 沢の中流部は御覧のように荒れ放題、崩落がかなり進んでおります、
 F7もF8も完全に埋まってしまって見る影も無い状態。

   
 いつしか、モンブランの腐った草鞋も歩きながら朽ち果て地下足袋だけになる。

           
 5メーターのチムニー状の涸れ滝は岩登り気分を味合わせてくれる、ここではモンブランにザイルを出す。

      
続いて、似た様な、4メートルチムニー状の涸れ滝。
 此処は最後の部分でシュリンゲを出して通過、此処から先は快適な岩登りが続くのであった。

 この後、8メートルのCSでオイラは右壁を登ったのだが、モンブランは左から登りたいというので、ザイルで確保しチャレンジするも、中々上手くいかず断念、それならオイラが登ったルートをって事で取り付くが、断念。
 「巻きま〜す!」と言って巻き道を登ろうとしたときに、年配の夫婦?が追いついてきた、モンブランが最初に登ろうとしてダメだった所を登ってくる、巻き道を登り切って滝の落ち口に到着すると、おっさんがおばさんをビレーしおばさんも登ってきている事に愕然とするモンブラン。
 すっかり自信喪失しフラフラと源頭部を目指すのであった。

 源頭部まで登りつめた我々は、そのまま源次郎尾根から大倉尾根を塔の岳に登り、そこで乾杯!&昼食を摂る。

ビールをかっくらって横たわるモンブラン、寝てないで色々な景色を楽しんでもらいたいもんだが、きっと疲れたのであろう。


以前来たときは無かったが地蔵様が祀られていた。

 下山ルートは、表尾根から政次郎尾根を下って戸沢に出るルートだ、山は紅葉にはまだ早くかといって、アザミなど枯れ始め、季節の変わり目を感じさせる尾根歩きとなりやんした。