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【パーティー】
 一緒に行動するグループ。

【ハーケン】
 岩の割れ目に打ち込んで確保や支点に使用する金属釘。

【ハーネス】
 ロープと連結できるように安全環付カラビナが取り付けられるようになっている、安全ベルト。

【バケツ】
 雪の斜面を掘ったり、削ったりして作った平らなスペース、両足分のスペースから数人が座れる
位のスペースまでさしていう。

【ハラセード】
 ましらの勝蔵考案のグリセードの応用版、うつ伏せになり頭を下にし両腕でパドリングしながら
すべり降りる荒業、両手で舵が取れるし漕げるので緩斜面ではかなり有効だがブレーキが掛けずらく、
下手をすると頭部に怪我を負う両刃の剣的、下山テクニック。

【バットレス】
 建築用語の控えの壁から転じたもの、壁、胸壁、屹立した岩壁。
(北岳バットレスが有名)

【バンド」
 岸壁を横に走る、ながい帯状の棚。

【ハンガーノック現象】
 空腹の為に動けなくなる事。

【ピーク】
頂上、峰

【ピトン】
 本来はボルトもピトンに入るが、日本ではハーケンと同意味で使用されている。

【ピストン】
 往復ルートの事。

【ピッチ】
 同じ動作を繰り返す回数、または速度。
例(久しぶりなのでピッチが上がらないなぁ)

【ピッケル】
 登山用の杖の一種。

【ヒドンクレバス】
降雪によって表面が隠された氷河上の割れ目。

【ピナクル】
 岩稜にある、とがった岩の突起。

【ビバーク】
 山や原野で寝具などを使わないで野宿する事、正確には計画的露営をフォーカストビバーク、
緊急露営をフォーストビバークと言う。

【ビレイ】
 確保の意味で、通常ザイルを使用して滑落しないようにする事、その行為。

【伏流】
 水の流れが一時的に地下に入って沢床が乾いている状態。

【二俣】
 ほぼ同等な流れの出合う場所で、下流から見て右が右俣、左が左俣、股と表すところも有るとか。

【淵】
 流水が深く淀んでいる処、瀬の反対。

【踏跡】
 登山者、山仕事の方々とうの通った跡、大体の場合不明瞭、獣道と間違え易い。

【武器】
 山で使う食器(特に箸、ナイフ、フォーク、スプーン)をさす。

【ブロッケン現象】
 薄い雲や霧に包まれた稜線や山頂にいる時に、太陽と反対側の雲や霧がスクリーンの代わりになり
人の影とそれを囲む虹の輪が映し出される気象現象。

【フリクション】
 体と岩の間に生じる摩擦。

【フレーク】
 岩壁の一部が魚の鱗の様に薄い岩片となって浮いた岩。

【V字峡】(V字谷)
 沢、谷の両岸の山肌がV字型を呈しているもの。

【ブッシュ】
藪、低潅木帯

【プラトー】
 台地。

【へつる】
 岩壁をしがみつく様な格好で横断する事。

【ヘッドウォール】
 ルートの最終部分に立ちふさがる岩。

【ヘッドランプ】
 頭に装着する電灯、頭の動きに光が付いてくるので非常に便利。

【ペミカン】
 伝統ある登山用の保存食で最近は皆レトルトやフリーズドライの食品を購入し自ら作る事は余りしない。

【ヘルメット】
 滑落や落石の危険からある程度頭を守ってくれる、安全帽の事。

【ベルクシュルント】
 山体の氷(雪)と氷河の境目に出来る亀裂。

【ベルグラ】
 岩に張り付いた薄い氷の事で、透明なものも白いのも黒いのも有る、アイゼンが効かないので要注意。

【ボッカ】
 荷物を背負って運ぶのを生業としている人、登山用語では重荷を背負うこと自体もボッカと呼ぶ。

【ホールド】
 岩登り、沢登り用語で、岩壁の手かがりの事。

【ボルダー】
 氷河の堆石や氾濫した河川の跡などに取り残された岩塊。

【ボルト】
 リス(割れ目)の無いときにハーケンの代わりに岩壁に穴をあけて埋め込み、支点に用いるもの。