平成十五年二月二十三日
沖の源次郎沢(日帰り)

 今回は、塾長(山伏)と塾頭(ましらの勝蔵)の二人で丹沢は水無川水系沖ノ源次郎沢を遡上してきました、さて源次郎沢と言えば、前にもこのHPで何度か紹介しているのですが、沖ノ源次郎沢とは前出の源次郎沢とは別の沢で、源頭こそ同じ地点のこの沢ですが、源次郎とは違い完全な涸れ沢なのが特徴です。
 早春の沢はまだまだ水が冷たいので登山靴での遡上になりました。
 沖ノ源次郎沢は水無川水系の為当然途中までは本谷遡上となる。
 先ずは、水無川本谷を遡上して、F5を過ぎて書策新道を過ぎて右岸に入ってくるのが沖ノ源次郎沢。

 沖ノ源次郎は涸れ沢だし、第一この時期に水に入るわけに行かないので今回は登山靴での遡上になる。

 が、しかしオイラ前回カンスコロバシ沢でビブラムソールが嫌と言うほど滑る事を体をもって覚えてきたのでなるべく濡れない様に、靴を濡らさないように歩いたのだが、本谷は水量も多くやっぱり滑るのであった。
 気が付かなかったのだが、滝を登ってから下を見ると鹿の屍が転がっていた、冬期は餌が乏しく飢えて死ぬ獣も少なくない、毎年冬になると何処かで鹿の屍を目にするものだ・・・
 しかし、何か変だ、良く死体を見ると角が無い、いや有るのだが鋸で切られている、おっ恐ろしや、鹿の屍を見つけ角だけ鋸で切って持ち帰った人がいらっしゃるとは…(鹿を撃ち殺したなら首ごと、もしくは皮全部と肉は持ち帰る筈、第一此処は禁猟区)

 とシミジミしながら先を急ぐと更に此処にも皮だけになった鹿の屍君発見!
南無阿弥陀仏
 此処が本谷F5です、此処を越えて少し行った所で本谷とはオサラバ!
 左岸に鎖が付けてあるのでそこをへつってクリア!
少し行くと書策新道に交わる、更に進むと左手に沖ノ源次郎沢、右手に木ノ又大日沢が現れる。

 沖ノ源次郎は岩登りのゲレンデとして使われている沢で「岩登りに慣れている人向き!」とガイドブックに載っている、どちらかと言えば岩好きなオイラの胸は高鳴るのであった。
 
 此処が沖ノ源次郎のF1です・・・マジっすか?
此処を登るんですか?今回登攀道具は持って来てないんですけど・・・
 F1(20m)とF2(20m)の2段構えの涸れ滝で直登するには登攀道具が必須だ。
 左岸を高巻きF2の上にでる、巻き道はF1の下の右に伸びる枝沢から行ったのだが、ボロいザイルが木に括り付けてあった(15m位か?)ゴボウで一気に登る、正にファイト一発の世界だ。
 唯一つ違うのは、ケインは金が貰えて、オイラ達は一銭の得にもならないって事だ、あぁ〜疲れた。
              
 F2の上で沢に降りると、雪がちらつき始める、足掛かりが雪で滑る中必死に手掛かり足掛かりを探しながらなんとかクリアして行く、この沢は源頭まで詰めていくと丹沢の源頭には珍しくゆったりした感じで雪も積もって歩き易い、稜線を探って一気に登りつめる。            
  
何とか、花立山荘の上に到着!
雪が降っていたので山荘の中で休憩する、赤ワインを温めて飲む(寒い時は蜂蜜やジャムを入れても美味しいっすよ)
 おにぎりとカップラーメンとおしるこの昼食を摂る、腹いっぱいになったら出発じゃ、雪の薄化粧を施した樹林帯の中、天神尾根を使って戸沢に降りる。